室戸岬          2012年10月4日


 太平洋に突き出た鹿岡鼻に並立する夫婦岩

 宍喰のビーチのロッジハウスの一棟で、南東四国旅行の2日目の朝を迎える。
 朝食後、宍喰浦にある国指定天然記念物の化石漣痕を訪れる。  化石漣痕は新生代に水流で運ばれた砂粒が漣痕となったものである。  宍喰大橋まで歩き、宍喰漁港や街並みを眺めた戻る。
 宿を出て、国道55号土佐浜街道を進むと、鹿岡岬がある。  岬には、数個の突岩が群立していて、先端の2つの岩が注連縄で繋がれ、夫婦岩と云われている。  夫婦岩は、高知の海百景、室戸八景に選ばれている。
 岬から更に南下すると、大きな石像が見えてきた。  明星未影の岡に立つ、明星未影寺の室戸青年大師像である。  岡の南に、弘法大師の修行の場所であったと云われている御厨人窟がある。  面前に室戸岬の海岸が広がるので、海岸に下りる。
   夫婦岩   地図の中央の矢印が夫婦岩です      <高知県室戸市室戸岬町にて>
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 岩場が広がっている室戸岬の先端

 御厨人窟の前に乱礁遊歩道の入り口がある。  遊歩道を室戸岬の方に歩くと、烏帽子岩があり、その南に「土佐日記御崎の泊」を示す石碑がある。
 Uターンして、ビシャゴ岩に向かう。  ビシャゴ岩は1400年前にマグマが固まって出来た岩である。  太平洋に接する海岸は、台風の影響で波が高い。  弘法大師が1200年前に行水されたと云われている「行水の池」がある。
 再び国道に戻り南下すると、中岡慎太郎の像が立っている。  像の近くの駐車場から遊歩道を岬へと進むと、潅腸ヶ浜に出る。  この浜が室戸岬の先端らしい。 岬には鋭い岩肌を持つ高い岩と深い入り江が交互に並んでいる。  後ろの丘には、水面から灯火までの高さが154.7mの室戸岬灯台が立っている。
   室戸岬   地図の中央の矢印が室戸岬です      <高知県室戸市室戸岬町にて>
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 西寺と呼ばれている四国霊場第26番札所の金剛頂寺の本堂

 国道から、室戸スカイラインに入り、土佐湾を見ながら進むと駐車場がある。  四国霊場第24番札所の最御崎寺の山門を潜ると、左手に大師堂、正面に本堂がある。  多宝塔に参拝して、山門から更に南に進むと、室戸岬灯台がある。
 更にスカイラインを進むと、津呂山展望台があり、室戸岬漁港や行当岬が見える。  次は、第25番の津照寺へ。 125段の石段を登ると本堂がある。  本堂より立派な大師堂に参拝して次の霊場へ。
 山道を可也進むと、第26番金剛頂寺の山門があり、堂々たる本堂の前に出る。  本堂の横には展望台があり、室戸岬が見える。  道の駅「キラメッセ室戸」で地魚の料理を味わってから、山道をひらすら走ると第27番の神峰寺の山門に行き着く。  長い石段を登ると、本堂があり、大師堂の参拝を最後に、3日目の南東四国旅行を終え、 今夜の宿である高知市の中心地にあるブライトパークホテルに向かう。
   金剛頂寺   地図の中央の矢印が金剛頂寺<です      <高知県室戸市元乙にて>
 四国霊場34番から37番までの札所を、下記の「  四国霊場34−37  」のボタンを
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