56年ぶりに立山登頂を目指して、立山インターへ向かう。
ケーブルーカーの駅の周りには、大駐車場が幾つかあるが、どれも満杯、
やっとのことで一台空いたので胸を撫で下ろす。 高低差502mを一気に上がり美女平へ。
立山高原バスで天狗平へ。 車窓から立山杉や称名の滝を眺める。
56年前に来たときは、称名の滝の手前にある八郎坂を登り、弥陀ヶ原経由で天狗小屋へ。
桑谷を通り過ぎると、天狗平に到着。
バス停の前にある、56年ぶりの天狗平山荘に荷物を預け、「一の谷コース」へ。
残雪が危険な状態で、一の谷周辺は7月23日から通行禁止になっている。
ハイキングコースの両側は高山植物が満開、辺り一面の「チングルマ」の中に、
可憐な「イワカガミ」が目立つ。
奥大日岳の山頂もガスで覆われている、落差130mのソーメン滝を眺めて、山荘へ戻る。
青空が一面に広がり、56年前、時習館の級友と縦走した、浄土山から立山3山、真砂岳、別山、
剣岳までの山々がはっきりと見えてきた。 特に、天狗平からの剣岳は印象的だ。
仙人池からの裏剣岳、飛沫が上がる十字峡を共に眺めた彼は、昨年、奥穂高で鬼籍の人となった。
今回の登山は、彼の冥福を祈る登山でもある。
梅雨が明け、上天気が続くとの天気予報でやってきたが、夕焼けは雲の中で見えず、
明日の雄山登山が心配になる。
天狗平山荘
地図の中央の矢印が天狗平山荘です <富山県中新川郡立山町芦峅寺にて>
天狗平の風景を下記の「 天狗平 」のボタンをクリックして46枚のスライド写真でご覧ください。