知床五湖     2012年7月04日


 知床三湖に浮かぶ小島

 宇登呂にて、東北海道旅行での7日目の朝を迎える。  掛け流し温泉に入浴後、知床ネイチャー・オフィスに行き、知床五湖へ。
 知床五湖フィールドハウスに入り、知床五湖ツアーの説明がある。  双眼鏡が支給され、一般観光客と別コースで、地上遊歩道入り口からスタート。  「ヒグマに注意」の掲示板がある。  料金5000円、10人一組の有料コースは、熊に遭遇した時点で、 前後も含めて前面中止になる。
 ガイドさんからは、遠くの熊は探さないで下さいとの注意があった。  昨日出合った熊は、こちらの方向に逃げてきたので、遭遇しても不思議ではない。  周りには、熊の大好物な水芭蕉の葉が茂っている。
 3日前の熊の糞を発見。 鹿を発見、双眼鏡が即役立つ。  五湖が見えてきた。 水面の水鳥を観察。  森の中の生き物を見つけ、ガイドが丁寧に解説してくれる。  4湖の湖畔では狸に出現、リスも素早く通り過ぎる。
 ヒグマが出現する夏季は、殆どが閉鎖されていたが、ガイド付きのツアーが開始された。  見通しの利かないポイントに来ると、ヒグマ対応技術を習得したガイドが大声をあげ、 熊を遠ざけてから前進する。
 三湖は二湖に次ぐ大きさだが、湖畔を4分の3程歩くので、可也歩いても未だ三湖である。  湖畔を歩くにつれて、太陽の位置が変わり、湖面の風景画変化する。  知床五湖散策では三湖巡りが最高であった。  遊歩道にヒグマの足跡を発見。 二湖に出ると視野が広がる。  林の中から、鹿の親子が飛び出してきた。
 小鹿は人間に興味津々らしく、暫くの間、グループの周りを飛び回っていた。  小ループツアーでの折り返し点を過ぎると、背景に木道と笹原が広がる一湖が見えてきた。  木道の終点にある「湖畔展望台」で記念撮影。  笹原の広がる一湖の景観は一望するだけの値はあるが、長時間の滞在には物足りない。  昨日、歩いた木道を足早に歩き、「オコック展望台」「連山展望台」を経て駐車場へ。
  知床五湖   地図の中央の矢印が知床五湖です      <北海道斜里郡斜里町遠音別村にて>
 一湖から三湖までの知床五湖の風景を、下記の「  知床五湖(1)  」のボタンをクリックして65枚のスライド写真でご覧ください。
 三湖から五湖までの知床五湖の風景を、下記の「  知床五湖(2)  」のボタンをクリックして64枚のスライド写真でご覧ください。




    オロンコ岩からウトロ崎の三角岩を望む(左)                     双美の滝と呼ばれているオシンコシンの滝(右)

 知床五湖から知床ネイチャー・オフィイスまで車で送って貰う。  前の海岸からは、前日に比べて、プュニ峠やオロンコ岩があるウトロ岬が一段と綺麗に見える。  先日はガスに中の知床峠に再挑戦。 知床八景の峠の周りは見渡せたが、羅臼岳(1660m)は雲の中。  再び宇登呂に戻り、もう一つの知床八景である「オロンコ岩」へ。  170段余りの急な石段を登ると、高さ60mの岩の上に登ることが出来る。  高度が上がるにつれて、知床連山やウトロ港が見え、眼下のオホーツク海が眩しい。  岩頂に登ると、チャシコツ岬やウトロ崎の三角岩が見える。
 頂は原生花園になっていて、エゾスカシユリやヒオウギアヤメを通して眺めるオホーツク海は、 今回の東北海道旅行での、絶景の一つだと云える。  知床半島クルーズのために、ゴジラ観光の遊覧船に乗ったウトロ漁港も見える。  プュニ峠や宿の夕映えの宿や知床ネイチャーセンターを眺めて岩を降りて、 次の知床八景の「オシンコシンの滝」へ。
 日本の滝100選に選定されているこの滝は、バスツアーで必ず訪れる、知床の代表的な名所である。  落差80m、滝幅30mの名瀑は、流れが2本になっていて、別名「双美の滝」と呼ばれている。  オシンコシンの滝を最後に、3日間に渡る知床世界遺産の旅を終え、 今夜の宿である「ホテルグランディア知床斜里駅前」へ向かう。
  オロコン岩   地図の中央の矢印がオロコン岩です      <北海道斜里郡斜里町ウトロ東にて>
  オシンコシンの滝   地図の中央の赤い「+」印がオシンコシンの滝です      <北海道斜里郡斜里町ウトロ西にて>
オロコン岩周辺の風景を、下記の「  オロコン岩  」のボタンをクリックして45枚のスライド写真でご覧ください。

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