宇登呂にて、東北海道旅行での7日目の朝を迎える。
掛け流し温泉に入浴後、知床ネイチャー・オフィスに行き、知床五湖へ。
知床五湖フィールドハウスに入り、知床五湖ツアーの説明がある。
双眼鏡が支給され、一般観光客と別コースで、地上遊歩道入り口からスタート。
「ヒグマに注意」の掲示板がある。
料金5000円、10人一組の有料コースは、熊に遭遇した時点で、
前後も含めて前面中止になる。
ガイドさんからは、遠くの熊は探さないで下さいとの注意があった。
昨日出合った熊は、こちらの方向に逃げてきたので、遭遇しても不思議ではない。
周りには、熊の大好物な水芭蕉の葉が茂っている。
3日前の熊の糞を発見。 鹿を発見、双眼鏡が即役立つ。
五湖が見えてきた。 水面の水鳥を観察。
森の中の生き物を見つけ、ガイドが丁寧に解説してくれる。
4湖の湖畔では狸に出現、リスも素早く通り過ぎる。
ヒグマが出現する夏季は、殆どが閉鎖されていたが、ガイド付きのツアーが開始された。
見通しの利かないポイントに来ると、ヒグマ対応技術を習得したガイドが大声をあげ、
熊を遠ざけてから前進する。
三湖は二湖に次ぐ大きさだが、湖畔を4分の3程歩くので、可也歩いても未だ三湖である。
湖畔を歩くにつれて、太陽の位置が変わり、湖面の風景画変化する。
知床五湖散策では三湖巡りが最高であった。
遊歩道にヒグマの足跡を発見。 二湖に出ると視野が広がる。
林の中から、鹿の親子が飛び出してきた。
小鹿は人間に興味津々らしく、暫くの間、グループの周りを飛び回っていた。
小ループツアーでの折り返し点を過ぎると、背景に木道と笹原が広がる一湖が見えてきた。
木道の終点にある「湖畔展望台」で記念撮影。
笹原の広がる一湖の景観は一望するだけの値はあるが、長時間の滞在には物足りない。
昨日、歩いた木道を足早に歩き、「オコック展望台」「連山展望台」を経て駐車場へ。
知床五湖
地図の中央の矢印が知床五湖です <北海道斜里郡斜里町遠音別村にて>
一湖から三湖までの知床五湖の風景を、下記の「 知床五湖(1) 」のボタンをクリックして65枚のスライド写真でご覧ください。
三湖から五湖までの知床五湖の風景を、下記の「 知床五湖(2) 」のボタンをクリックして64枚のスライド写真でご覧ください。
知床五湖から知床ネイチャー・オフィイスまで車で送って貰う。
前の海岸からは、前日に比べて、プュニ峠やオロンコ岩があるウトロ岬が一段と綺麗に見える。
先日はガスに中の知床峠に再挑戦。 知床八景の峠の周りは見渡せたが、羅臼岳(1660m)は雲の中。
再び宇登呂に戻り、もう一つの知床八景である「オロンコ岩」へ。
170段余りの急な石段を登ると、高さ60mの岩の上に登ることが出来る。
高度が上がるにつれて、知床連山やウトロ港が見え、眼下のオホーツク海が眩しい。
岩頂に登ると、チャシコツ岬やウトロ崎の三角岩が見える。
頂は原生花園になっていて、エゾスカシユリやヒオウギアヤメを通して眺めるオホーツク海は、
今回の東北海道旅行での、絶景の一つだと云える。
知床半島クルーズのために、ゴジラ観光の遊覧船に乗ったウトロ漁港も見える。
プュニ峠や宿の夕映えの宿や知床ネイチャーセンターを眺めて岩を降りて、
次の知床八景の「オシンコシンの滝」へ。
日本の滝100選に選定されているこの滝は、バスツアーで必ず訪れる、知床の代表的な名所である。
落差80m、滝幅30mの名瀑は、流れが2本になっていて、別名「双美の滝」と呼ばれている。
オシンコシンの滝を最後に、3日間に渡る知床世界遺産の旅を終え、
今夜の宿である「ホテルグランディア知床斜里駅前」へ向かう。
オロコン岩
地図の中央の矢印がオロコン岩です <北海道斜里郡斜里町ウトロ東にて>
オシンコシンの滝
地図の中央の赤い「+」印がオシンコシンの滝です <北海道斜里郡斜里町ウトロ西にて>
オロコン岩周辺の風景を、下記の「 オロコン岩 」のボタンをクリックして45枚のスライド写真でご覧ください。