ウトロ温泉の夕映えの宿にて、掛け流し風呂にてさっぱりしてから、カムイワッカ湯の滝へ。
沢の登りになる滝壺への道は、落石などにより、現在は一の滝の先は立ち入り禁止になっている。
宿の人のアドバイスに従い、知床自然センターで沢登り用の足袋を購入し、知床五湖から先の道道39号知床公園線を進む。
カーブを曲がったら、前を横切る大きな熊に遭遇、慌てて、知床五湖の方に逃げていく後姿をカメラに収める。
先に進むに連れて、道路脇に、鹿や狐が次々を顔を出す、何時、熊に襲われたも可笑しくない状況だ。
カムイワッカ川に到着、以前は観光客の多い名所であったが、今日は、人の影は全く無い。
滝までの道は、全て川の中を歩くようで、両岸には登山道は見られない。
沢登の大変さを少しでも経験している私にしては、沢登り用の足袋と情報が無ければここで引き返しただろう。
普通なら足を取られそうな傾斜と激流であるが、温泉のお陰で、川底が侵食されて、鑢状になっていて、
足袋にしっかり食いつき、不安は全く無い。
思ったより簡単に「一の滝」に到着、此処からは立ち入り禁止なので、、滝の前で記念写真を撮った後、
熊に注意の警告板を横目で見ながら早々に引き返す。
乗用車で近づくことが出来るのは、この時期だけなのに、二人だけの貸切の散策となる。
川上から眺める沢の流れの凄さは、写真に撮ると実際よりは際立って見える。
車道の横の川岸まで戻った所で、川に足を入れているカップルにやっと遭遇、川の水でピカピカにした十円銅貨をお土産に、
カムイワッカ川を離れ、知床五湖に向かう。
カムイワッカ湯の滝
地図の中央の矢印がカムイワッカ湯の滝です <北海道斜里郡斜里町遠音別村にて>
カムイワッカ川の風景を、下記の「 カムイワッカ湯の滝 」のボタンをクリックして66枚のスライド写真でご覧ください。
知床五湖に到着、明日、ツアーを申し込んであるが、今日、一湖まで歩いてみる。
高架木道に入り、一湖の展望台に向かう。 木道には電気柵が張ってあるので、ヒグマが登ってくる心配は無い。
「連山展望台」から、山頂が雲に覆われた知床連山を望む、笹原の向こうに一湖が見える。
左手にオホーツク海を見ながら先に進むと、「オコロック展望台」がある。 一湖がかなり近くに見える。
ヒグマが出没すると、遊歩道が立ち入り禁止になり、一湖までしか行けない観光客が多い。
この先の木道は、平成22年にオープンしたばかりだ、しかし、これが出来て少なくとも一湖だけは行けるようになった。
木道の終点には「湖畔展望台」がある。 目の前に一湖が広がっている。
左手には、知床二湖に森の中へと続く遊歩道が見える。 あの中には自然の宝庫がありそうだ。
正直言って、一湖だけでは北海道まで来る価値が乏しい。 明日の五湖巡回ツアーに期待しよう。
午後の知床クルーズのために、ウトロ港に移動、道の駅「うとろ・シリエトク」に寄ってからゴジラ観光へ。
知床クルーズ観光は、小型船を選んで、ゴジラ観光の「カムイワッカクルーザー」に申し込む。
ゴジワ岩やオロンコ岩を眺めながら、観光船乗り場へ向かう。
知床一湖
地図の中央の矢印が知床一湖です <北海道斜里郡斜里町遠音別村にて>
知床一湖の風景を、下記の「 知床一湖 」のボタンをクリックして40枚のスライド写真でご覧ください。
「カムイワッカ-55号」に乗って、ウトロ漁港を出発。
白と赤の二本の灯台の間を通って外港に出ると、プユニ峠が目に入る。
チカポイ峠の前を過ぎると、昨日、上から見た、フレペの滝が見えてきた。
宇登呂岬の断崖の下には、柱状節理の岩が並んでいる。
「男の涙」と云われている「湯の鼻の滝」の次は、「クンネポール」が現れる。
奇岩の「象の鼻」を過ぎると、岩尾別の浜辺が見えてきた。
この先は、岸辺に魚網が設置されているので沖に出る。
再び、陸に接近して、オーバーハングした岩の前を過ぎると、知床五湖の断崖になる。
水晶岬を過ぎると、硫黄山が見え、前方にカムイワッカの滝が現れた。
間近に眺める滝は迫力がある。 更に進むと、硫黄川に架かる「ヨウシベツの滝」がある。
ヒグマの出現率が多い所で知られているルシャ湾に到着。
ヒグマを発見、数えて見ると10頭近くが見える。
クルーズ最大のサプライスであるヒグマの観察に、長い時間停泊する。
この点も、小型船の利点と云える。 ルシャ湾を後にして知床岬に向かう。
カムイワッカの滝
地図の中央の矢印がカムイワッカの滝です <北海道斜里郡斜里町遠音別村にて>
ルシャ湾
地図の中央の矢印がルシャ湾です <北海道斜里郡斜里町遠音別村にて>
知床クルーズを、下記の「 知床クルーズ 1 」のボタンをクリックして107枚のスライド写真でご覧ください。
ルシャ湾から知床岬に向かう。 海岸に先ず蛸岩が現れる。
後に大きな丸い洞窟がある、カシュニの滝が見えてきた。
滝を過ぎると、知床岬の先端が現れ、観音岩の前を過ぎると、
海岸に一匹のヒグマが姿を現した。
海岸に接近して、動き回る熊をじっくり観察する
。
メガネ岩や獅子岩の前を通り過ぎると、知床岬灯台が姿を現す。
灯台を見ながら、知床岬の前でUターンして引き返す。
復路は、高速船が全速力で走り、長くて白い航跡を残しながらウトロ港まで、
1時間ほどで到着する。
遊覧船の名前にもなっているゴジラ岩の傍らを通り、知床世界遺産センターに入館して、
知床の自然を勉強してから、今夜の宿であるウトロ温泉の夕映えの宿に向かう。
カシュニの滝
地図の中央の矢印がカシュニの滝です <北海道斜里郡斜里町遠音別村にて>
知床岬灯台
地図の中央の矢印が知床岬灯台です <北海道斜里郡斜里町遠音別村にて>
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