セセキ温泉とプレベの滝     2012年7月02日




 落差30mの「セセキの滝」(左)              海水に没する秘湯である「セセキ温泉」(右)

 今日は、夜明け前から雨が降っているので、標津川温泉の一軒宿である「ホテル川畑」にて、 朝風呂でゆったりとした時間を過ごしてから出発する。  国道335号国後国道脇にある、道の駅「知床・らうす」に寄ってから、南の小山にある「羅臼国後展望塔」へ向かう。  展望塔に登るも、北方領土は見えず、代わりに羅臼の街並みと漁港を眺める。  国後国道から知床公園羅臼線に入ると、羅臼ひかりごけ洞窟と北海道の名付け親の松浦武四郎の石碑がある。
 旅行計画を変更して、知床半島の東岸を岬に向かう。 「クジラの見える丘公園」があり、羅臼灯台が立っている。  天狗岩を通り過ぎると、天狗岩があり、瀬石の集落に入ると、車窓から見える日本最東端の「セセキの滝」がある。  落差30mの滝は、降雨で水量があり、見ごたえがあった。
 「瀬石温泉」の標識を見つけ海岸に下りる。 海辺の浪打際に石で囲まれた露天風呂がある。  満潮時には水没する秘湯と、最近、喧伝されている秘境の温泉である。  7月1日から入浴可能とあるが、岩場がぬるぬるしていて、未だ、入浴した形跡が無い。  足湯で感触を探ったが、入浴は諦めて、知床峠に向かう。
  セセキ温泉   地図の中央の矢印がセセキ温泉です      <北海道目梨郡羅臼町瀬石にて>
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 切立った約100mの断崖が続く(左)        乙女の涙とも云われているフレベの滝(右)

 知床半島の東岸から、国道334号知床横断道路に入る。  峠は雲の中、峠に近づくと雪渓が現れ来た。 峠はガスの中で、雨も降っている。 早々に宇登呂に向かう。  峠から西に下ると、ガスは晴れ、ここでも北狐が姿を現す。   海岸が見える坂に出る。 プュニ岬からウトロの街を眺める景色は知床十景の一つである。  天気が好転してきたので、散策しようと、知床自然センターに向かう。
 センターから、フレベの滝展望台まで遊歩道が続いている。  「鳥獣保護区管理センター」や「しれとこ100平方メートル運動ハウス」の脇を通り、 林を抜けると、草原が広がり、ウトロ岬の上に宇登呂灯台が見えてきた。
 ウトロ岬の対岸のチカポイ岬にある「フレベの滝展望台」に着く。  ウトロ岬の断崖には、海鳥のコロニーが見える。 両岬の奥に、フレベの滝がある。  切立った約100mの断崖の割れ目から流れ落ちる滝は、ホロホロと流れ落ちるため、 「乙女の涙」とも云われている。  宇登呂灯台に向かって遊歩道を歩くも、途中で通行止めになっている。  草原で草を食む蝦夷鹿の親子を眺めてから、今夜の宿のウトロ温泉夕映えの宿桂田に向かう。
  フレベの滝   地図の中央の矢印がフレベの滝です      <北海道斜里郡斜里町遠音別村にて>
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