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納沙布岬と野付半島     2012年7月01日


 望郷の里公園にある領土返還を願う四島のかけ橋

 根室グランドホテルで、東北海道旅行の4日目の朝を迎える。  根室市外を抜け、地方道35号根室半島線を走るも、海岸は霧に覆われ海は全く見えず。
 納沙布岬に近づくと霧が晴れ、ようやく海岸線が見え出した。  望郷の里公園を通り過ぎると、北海道最初の灯台である納沙布岬灯台の前に出る。  白亜塔型の中型灯台で、日本の灯台50選にも選ばれている。
 灯台の前には岬の先端があるが、海上は霧で覆われ、 3.7kmの沖合いにある貝殻島も判別できず。  望郷の里公園に戻り、望郷の家北方館に入り、返還要求の署名をする。  現在までの総署名者数は9831万人に達したとのこと。
 公園内の「きぼうの鐘」を鳴らし、「四島のかけ橋」を潜り、望郷の塔を望んで、 納沙布岬を後にする。
  納沙布岬   地図の中央の矢印が納沙布岬です      <北海道根室市納沙布にて>
 納沙布岬の風景を、下記の「  納沙布岬  」のボタンをクリックして40枚のスライド写真でご覧ください。


 第52回尾岱沼えびまつりが開催中の尾岱沼魚港

 根室半島線を走り北岸に出ると、霧は晴れ国後島が見えてきた。
 北方原生花園の脇を通り、根室市内を抜けると、オホーツク海に面して、根室十景の春国岱がある。  野付風蓮道立自然公園に属していて、風蓮湖と共にラムサール条約に登録した湿地になっている。
 国道44号根釧線沿いに、道の駅「スワン44根室」がある。  テラスの前には、根室十景の風蓮湖が広がっている。  1万羽のオオハクチョウが飛来してくると云う。
 別海町に入ると、別海北方展望塔と名が付いている道の駅「おだいとう」がある。  展望台からは北方領土が眺められ、北方四島返還叫びの像も設置されている。  道の駅の前には、別海十景である白鳥台と呼ばれる綺麗な海岸か広がっていて、数千羽の大白鳥が見られるという。
 野村半島に囲まれたこの辺りは、道の駅に名付けられらように、尾岱沼(オダイトウ)と呼ばれていて、 今日、尾岱沼漁港で、「第52回尾岱沼えびまつり」が開催中とのことで、寄ってみる。  会場は、山本譲二の歌謡ショウが行われいた。  会場で、毛蟹を見つけて、二人の息子に輸送する。
  白鳥台の北方領土展望台   地図の中央の矢印が展望台です      <北海道野付郡別海町尾岱沼にて>
  尾岱沼魚港   地図の中央の矢印が尾岱沼魚港です      <北海道野付郡別海町尾岱沼港町にて>
白鳥台周辺の風景を、下記の「  白鳥台  」のボタンをクリックして40枚のスライド写真でご覧ください。


 立枯れのトドマツが立つ別海十景の一つトドワラ

 尾岱沼漁港を出て、野付半島を走り、野付半島ネイチャーセンターに到着。  この地点は、北方領土の国後島まで、至近距離の16kmであり、北方領土を背景に記念写真を撮る、 シャッター・ポイントが設けられている。
野村半島と野付湾はラムサール条約に登録されている。 ネイチャーセンターからトドワラへ向かう。  遊歩道の脇には、エゾカンゾウが満開、センダイハギやハマナスも今が盛りだ。  別海十景の一つ、「トドワラ」に到着。 トドワラはトドマツ林が海水の浸食により立ち枯れしたものである。  56年前に初めてきた大正池の感動に比べて、何となく物足りなかった。
 センターまで戻り、車で、野付灯台が立つ竜神崎へ。 野付灯台は野付水道に面していて、 北方領土に最も近い位置に立っている。
 野付灯台を最後に今日の散策を終え、標津川温泉の一軒宿である「ホテル川畑」へ。  オホーツク海の豊かな海の幸と天然温泉の贅沢な掛け流しとの情報により、お任せコースをお願いし、 期待通りの料理に満足する。
  野付半島のトドワラ   地図の中央の矢印がトドワラです      <北海道野付郡別海町野付にて>
野付半島の風景を、下記の「  野付半島  」のボタンをクリックして48枚のスライド写真でご覧ください。

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