霧多布岬と落石岬      2012年6月30日


鳴らせば愛が実ると云う、愛冠岬の愛の鐘ベルアーチ

  ホテルパコ釧路にて、東北海道旅行の3日目の朝を迎える。
 釧路を発って、国道44号の根釧国道を東に走り、地方道123号別海厚岸線の厚岸大橋を渡って愛冠岬へ。  東北海道の太平洋側の海岸は、霧が頻繁に発生する地帯として知られている。  愛冠岬も例外なく、霧の中だった。ベルアーチ愛冠展望台には、愛冠岬の標識がある。
 愛冠岬は「愛とロマンの岬」と云われ、鳴らせば愛が実ると云う「愛の鐘ベルアーチ」がある。  霧の中で遊ぶ鹿の群れを見てから岬を離れ、「北海道大学北方生物園 フィールド科学センター厚岸臨海実験所 アイカップ自然史博物館」に寄って駐車場へ。
 北太平洋シーサイドラインと名付けられた別海厚岸線を走り、次の目的地の琵琶瀬展望台へ。  展望台は霧に包まれ視界不良なので、海岸線は諦めて、内陸部にある霧多布湿原へ。
 ワタスゲの群生が広がる湿原の中を進み、霧多布湿原センターへ。  霧多布湿原はラムサール条約に登録されている。 センターからは湿原は見渡せたが、 先ほどの琵琶瀬やこれか行く霧多布は霧に覆われていた。
  愛冠岬   地図の中央の矢印が愛冠岬です        <北海道厚岸郡厚岸町愛冠にて>
  霧多布湿原   地図の中央の矢印が霧多布湿原です      <北海道厚岸郡浜中町霧多布湿原にて>
 愛冠岬と霧多布湿原の風景を、下記の「  愛冠岬と霧多布湿原  」のボタンをクリックして41枚のスライド写真でご覧ください。


 海岸から沖に長く広がる湯沸岬

 駐車場から車を降りると、霧多布岬(正式には湯沸岬)は霧に覆われていた。  赤と白の湯沸岬灯台が見える。 灯台から岬まで長い遊歩道を歩く。
 霧がやっと晴れて、湯沸岬の先端らしい岩場が見えてきた。  木柱の上に二羽の鴎が留まっていて、カメラを近づけても一向に動く気配は無い。  霧の晴れ間から、岬を眺めた後、再び北太平洋シーサイドラインに戻り、浜中湾沿いを走ると、 羨古丹駐車公園があり、下車して、海岸から沖に長く広がる湯沸岬を望む。
 この地は「ウラヤコタン異国船上陸の地」として史跡に指定されている。  1831年オーストラリアの捕鯨船「レディロウエナ号」の乗組員が上陸した。  落石港がある落石湾を囲む風景に釣られ、港に寄って、周りを散策、 への行き方を地元の人に聞き、岬へ向かう。
  霧多布(湯沸)岬   地図の中央の赤い「+」印が霧多布岬です      <北海道厚岸郡浜中町湯沸にて>
  羨古丹駐車公園   地図の中央の矢印が駐車公園です      <北海道厚岸郡浜中町羨古丹にて>
 霧多布岬の風景を、下記の「  霧多布岬  」のボタンをクリックして28枚のスライド写真でご覧ください。


 落石灯台が立つ切り立った断崖絶壁の海岸線は

 半島の高台に上がると、灯台まで長い遊歩道が続いている。
 落石湿原を抜けると、落石灯台が見えてきた。  日本の灯台50選に選べれた灯台だ。 灯台が立つ海岸線は切り立った断崖絶壁になっている。  灯台から、西の方向に岬の先端があるが、直接行く道は無いらしい。
 台地に広がる草原では、彼方此方に、鹿の群れが見られる。  見渡す限りの草原の中で、動いているものは、鹿の群れと私共二人だけである。
 次は花咲岬へ。 先ず、花咲灯台が見える。 この灯台も日本の灯台50選に選らばれた灯台である。  柱状節理で出来ている海岸には、世界的にも珍しいと云われる花咲灯台車石がある。  灯台と車石は、根室十景に含まれている。  花咲岬から根室市内に入り、今日最後の訪問地である、日本最東端の東根室駅へ。  東根室駅は、鹿児島の日本最南端の大西山駅に比べて、観光化されていない。  やっと、今夜の宿である根室グランドホテルに着く。
  落石岬灯台   地図の中央の矢印が灯台です      <北海道根室市落石西にて>
  花咲岬灯台   地図の中央の矢印が灯台です      <北海道根室市花咲港にて>
  東根室駅   地図の中央の矢印が東根室駅です      <北海道根室市昭和町4丁目にて>
落石岬と花咲岬の風景を、下記の「  落石岬と花咲岬  」のボタンをクリックして38枚のスライド写真でご覧ください。

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