開聞岳と竜門滝       2012年4月12日


 日本最南端の駅の西大山駅から開聞岳を望む

 指宿「こころの宿」で南九州の旅の四日目の朝を迎える。 今日は天気が良さそうだ。  隣接した「こころの湯」で朝風呂を楽しんだ後、昨日は悪天気で姿が見えなかった開聞岳へ。
 長崎鼻への県道242号線を曲がり損ねて、次の交差点で左折したら、踏み切りで止められる。  右から電車が接近してきたので、開聞岳を背景にカメラに収める。  開聞岳を背景に、数台の観光バスが駐車しているので、好奇心を刺激され近づいてみる。
 そこは、日本最南端の駅である、JR指宿枕崎線の西大山駅であり、 電車の通過に合わせて集まってきた観光客の一団であった。  時刻表によると、次の指宿行きが通過するのは5時間余り後の14時17分であった。
 青空の中に聳える開聞岳を背景に、「幸せを届ける黄色いポスト」と一緒に記念写真を撮って、 長崎鼻に向かう。
  日本最南端の西大山駅   地図の中央の矢印が西大山駅です      <鹿児島県指宿市山川大山にて>
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 開聞山麓自然公園から開聞岳を望む
 
 長崎鼻は昨日と変わって上天気、青い海と青い空に囲まれた開聞岳を目に焼き付ける。
 次は、開聞山麓自然公園へ。 昨日は濃霧で閉鎖されていた有料道路を進むと、中腹の三合目で終点。  東に逆光に霞む長崎鼻、北の山の中に池田湖が見えるが、展望台から見るような風景では無く、人の姿も見えない。  掲示板によれば、此処は、開聞岳登山の登山口に利用されているらしい。
 早々に下山し、食用のサボテン園前で停車して、躑躅越しに長崎鼻を望む。  再び下山し、駐車中の車を見つけて近づいたら、開聞山麓自然公園の入り口だった。  一面に広がる、開聞岳東山麓の草原をトカラ馬が歩く姿や、 海に延びる長崎鼻の岬、振り返ると、覆い被って来るかと錯覚しそうな開聞岳などを眺め、 日本百名山であることを改めて実感した。  南国の春の陽光を十分味わってから池田湖に向かう。
  開聞山麓大自然公園   地図の中央の矢印が開聞山麓大自然公園です      <鹿児島県指宿市開聞川尻にて>
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 イッシーの里の池田湖畔から開聞岳を望む

 青空の池田湖を見るために、昨日に続いて今日も訪れる。  池田湖パラダイス横のイッシー像は今日は特に優美だ。
 イッシーが初めて目撃されたのは、1961年頃と云われ、社会人一年生の頃の思い出だ。  池田湖畔には、パンジーやポピーが植えられていて、春の彩りに溢れ、湖越しに開聞岳が見える。
 池田湖は、周囲15km、最大水深233mのカルデラ湖で、九州最大の湖である。  山の中の静寂な湖を描いてきたが、低山に囲まれた明るい湖で、逆光の中の開聞岳もやや物足りなかった。  しかし、地元の人が丹精こめて育てた花壇には、大いに満足し、暫しの間ベンチに腰掛けて時を過ごした。  次の訪問地である霧島高原へと、道路標識に従い、指宿スカイラインのインターに向かう。
  池田湖   地図の中央の矢印が池田湖です      <鹿児島県指宿市にて>
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 日本滝百選に選ばれている竜門滝(左)   山幸彦の皇居高千穂宮跡と伝えられている鹿児島神宮

 ナビに振り回され、池田湖から山道を走り、 知覧の街を経由して、頴娃(エイ)インターから指宿スカイラインへ。
 最初のパーキングで世界最大級の新日本石油の基地を望み、 次の錦江台展望公園「スカイぱれっと」から春霞に包まれ幻想的な桜島を望む。  九州自動車道の桜島サービスエリアで黒豚ラーメンを食べてから、加治木インターを降りて竜門滝へ。
 竜門滝は網掛川に架かる滝で、日本滝百選に選ばれている。  高さ46m、幅43mの竜門滝は、昨日の大雨のため水量が多く、見応えがある。  再び九州自動車道に乗り、隼人西インターから鹿児島神宮へ。
 鹿児島神宮は、大隈一宮で、現在の社殿は、1756年に造営された。  境内は山幸彦の皇居高千穂宮跡と伝えられている。  鹿児島神宮の参拝を終え、今夜の宿がある硫黄谷温泉に向かう。
  竜門滝   地図の中央の矢印が竜門滝です      <鹿児島県姶良市加治木町反土にて>
  鹿児島神宮   地図の中央の矢印が鹿児島神宮です      <鹿児島県霧島市隼人町神宮1丁目1にて>
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 坂本竜馬がお瀧と訪れた「日本最初の新婚旅行の地」である和気神社(左)と犬飼滝(右)

 霧島温泉郷に向かって走っていると、和気神社の看板が目に留まり、寄り道することに。  先ず、伝説の猪と和気清麻呂公を描いた日本一の大絵馬に出迎えられる。
 和気神社は、宇佐八幡宮信託事件で配流された、和気清麻呂公流謫の地に建てられた。  狛犬に代った猪の像の間を通って、足腰の神として信仰されている祭神に参拝し、お守りを買う。
 和気神社は、篤姫縁の地であり、坂本竜馬が新婚旅行で訪れた地でもある。  神社から滝見道を下ると、犬飼滝がある。  この滝も、坂本竜馬がお瀧と新婚旅行で訪れたことにより、「日本最初の新婚旅行の地」として喧伝されたいる。
 犬飼滝は高さ36mの中クラスの滝であるが、昨夜の大雨で雄大な姿を見せている。  犬飼滝を離れて、今夜の宿で、竜馬のもう一つの新婚旅行の地である硫黄谷温泉の霧島ホテルに向かう。
  和気神社   地図の中央の矢印が和気神社です      <鹿児島県霧島市牧園町宿窪田にて>
  犬飼滝   地図の中央の矢印が犬飼滝です      <鹿児島県霧島市牧園町下中津川にて>
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