日南海岸のフェニックス道路
2012年4月09日
見渡す限り広がる青島の鬼の洗濯板と青島灯台
ホテルを出て、国道220号線の日南フェニックスロードを南下して青島へ。
内海加江田線沿いに駐車して、青島参道を海へと向かう。
海岸に出ると、目の前に、古事記の舞台でもある青島が見える。
左手に、若山牧水生誕百年の記念碑、右手に、県立青島亜熱帯植物園がある。
園内に入ると、チューリップが満開だった。
青島へ架かる弥生橋を渡ると、奇形波蝕痕である「鬼の洗濯板」が広がっている。
島に入ると、石灯籠の向こうに青島神社の赤い鳥居が見える。
神社は海幸彦が海積宮から還幸された御宮跡と云われている。
境内は観光客で溢れているが、日本語が耳に入ってこない。
再び海岸に出て、周囲1.5kmの島を左回りに一周する。
沖まで鬼の洗濯板が延び、先端に昭和44年に竣工された青島燈台が見える。
島内には熱帯及び亜熱帯性植物が見られ、その代表がビロウ樹である。
再び弥生橋を渡って、駐車場へ戻り、フェニックスロードを更に南下する。
青島神社
地図の中央の矢印が青島神社です <宮崎県宮崎市青島2丁目13にて>
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瀬平岬の海岸で見つけた象を思い出させる奇岩
海岸沿いのフェニックスロードを進むと、正面に、海が見えて来て、間もなく「堀切峠」に到着する。
堀切峠は日南海岸ドライブのハイライトと云われるだけあって、峠から見下ろす日南海岸は隆起海床と奇形波蝕痕が広がり、
南国を代表する風景が目に飛び込んでくる。
峠から先に進むと、20本のフェニックスに囲まれた、道の駅「フェニックス」がある。
道の駅の前に広がる海岸も、峠に劣らない、ビューポイントである。
半世紀前は新婚旅行の定番ルートだった日南海岸は、今も新婚組が健在である。
100歳近くも歳の差がある、日本語が分からないカップルと相互に記念写真を撮り合う。
更に、日南海岸を南下して、日南富士トンネルの前で左折して瀬平岬へ。
この辺りは、観光客は見当たらず、釣人の姿が見えるだけである。
岸に降りると、奇岩が連なり、海の碧さと波の白さのコントラストが美しい。
大理石を敷き詰めたような海岸を歩いてから、再び南下して鵜戸神宮に向かう。
堀切峠
地図の中央の矢印が堀切峠です <宮崎県宮崎市折生迫にて>
堀切峠と瀬平崎の風景を、下記の「堀切峠と瀬平崎」のボタンを
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鵜戸山八丁坂紙開発灯籠千鳥橋玉橋御舟岩、二柱岩亀岩枡形岩豊玉姫お乳岩都井岬
豊玉姫が神武天皇の父を生んだと云われる鵜戸神宮
新鵜戸トンネルを抜けて、右折すると鵜戸神宮参拝者駐車場がある。
平安時代の参詣路である鵜戸山八丁坂を左手に見て、トンネルを抜けると、神門の前に出る。
その先に紙開発灯籠を伴った楼門がある。
右手に日向灘が広がっり、扇岩、雀岩、夫婦岩が並んで見える。
千鳥橋と玉橋の二つの橋を渡ると、参道の石段が海岸まで下っている。
本殿は、海岸近くの洞窟の中にあり、鵜戸神宮は神社としては珍しい「下り宮」になっている。
洞窟の前の海岸には、沖に御舟岩、二柱岩があり、手前に亀岩があり、枡形岩と呼ばれ、
運玉を投げ入れることで願いが叶うと云う。
鵜戸神宮の主神は神武天皇の父で、洞窟は、豊玉姫が主神を生むための産屋の跡と云われている。
洞窟内には鵜戸神宮の本殿の他に、豊玉姫が自分の乳房を洞窟内にくっつっけて行ったと云う、
乳房に似た突起の「お乳岩」がある。
本殿に参拝して、次の目的地である都井岬に向かう。
鵜戸神宮
地図の中央の矢印が鵜戸神宮です <宮崎県日南市宮浦にて>
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道の駅「なんごう」から見下ろした日南海岸の松栄海岸
国道220号線から国道448号線の日南海岸ロードパークを進むと、有用植物園がある。
植物園は、薄紫の花が咲くジャカランダでその名が知られている。
有用植物園入り口横に、道の駅「なんごう」がある。
道の駅からは、日南海岸で最も美しい松栄海岸を見下ろす高台にある。
植物園は1周するのに、数時間もかかる広大なものなので、道の駅の裏山の展望台に登って、日向灘に浮かぶ島々を眺める。
左手奥には、外之浦港、右に松栄海水浴場がある松栄海岸が続き、先端の観音岬まで延びている。
観音崎の後ろには、テーブルサンゴや熱帯魚が見える孤島海中公園の孤島、更に、その後ろに、大島が見える。
大島の右側先端の鞍崎鼻の右に日向灘が見え、右手海岸には黒島、松島、烏帽子島の3島が見える。
前にフェニックスが立ち並ぶ、 日南海岸随一の景勝地である道の駅「なんごう」の絶景を楽しむ。
道の駅「なんごう」
地図の中央の矢印が道の駅です <宮崎県日南市南郷町贄波にて>
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日本の灯台50選に選ばれている都井岬灯台
日南フェニックスロードを南下して、県道36号線へ左折すると、終点に都井岬灯台駐車場がある。
都井岬灯台は、標高240mの高台にあり、一般公開されている観光灯台で、中に入って登ることが出来る。
灯台は、1929年に初点灯され、日本の灯台50選に選ばれている。
灯台の外に出て、北を望むと宮の浦漁港と小岬が見える、岬の向こうに幸島がある。
灯台は海面から灯火まで256mあり、日向灘を航行する船舶交通の安全を守っている。
都井岬は蘇鉄の自生地の北限になっていて、灯台の周りには蘇鉄の実も見られる。
都井岬灯台
地図の中央の矢印が灯台です <宮崎県串間市大納にて>
都井岬灯台を、下記の「都井岬灯台」のボタンを
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都井岬灯台御崎神社都井岬ビジターセンター岬馬志布志湾ホテル大黒リゾート
都井岬の丘の上に群がる野生の岬馬
都井岬灯台を参観後、蘇鉄の自生地の中の、岬の最東端にある御崎神社へ。
駐車場の前、参道の入り口に鳥居があり、天皇皇后両陛下がお立ちになった石がある。
海岸まで降りると、簡素な遥拝所があり、正面の岩壁の下に御崎神社の本殿が見える。
宮崎観光遺産になっている御崎神社は、創立が703年3月3日と云われている。
神社一帯は蘇鉄の自生地の北限として、国の特別天然記念物に指定されている。
岬の海岸線の景色を楽しんでから、野生の岬馬の繁殖地へ。
都井岬の馬は純粋な日本馬で、岬に100頭余りが生息している。
都井岬ビジターセンター「うまの館」の前は、草原が広がり、青い海を背景に数頭の野生馬が草を食べている。
横断歩道を横切る馬や、丘の上に群がる馬を眺めてから、志布志湾に面したホテル大黒リゾートへ向かう。
御岬神社
地図の中央の矢印が御岬神社です <宮崎県串間市大納にて>
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