宮崎神宮       2012年4月08日


 戦前は此処が日本の中心だったとも云える宮崎神宮

 6泊7日の南九州旅行のために、名古屋中部空港から宮崎へ。  宮崎市から出発して、鹿児島を回り一周して来る計画だ。  ヨーロッパには10回以上も訪れたが、鹿児島は初めての我々にとっては楽しみの旅行だ。
 宮崎空港に到着、満開の躑躅の花が出迎えて呉れた。 上天気の宮崎は南国情緒そのものだ。  駅前で車を借り、50年来描いてきた、初体験のレンターカーの旅に出る。  旅の最初は宮埼神宮に向かうも、ナビさんが、駐車場が分からず、散々、引き回されて、 慣れない車で、知らない土地の運転の大変さを感じる。
 神武天皇を祀った、宮崎神宮に参拝、戦前は此処が日本の中心だったとも云える。  神宮の北側に、宮崎県総合博物館があり、神話の里の宮崎の話題を求めて、 島根県立古代出雲歴史博物館並みの展示を期待したが、「宮崎の自然と歴史」がテーマで神話の話題は無かった。
 隣に、宮崎県埋蔵文化センターがあるので、そこにも入館し、職員の方に私が抱いていた質問を投げかけて見た。  「神武天皇の東征は歴史的事実なのか」、残念ながら、職員の答えはノーであった。  古代は、北九州は発展していたのに比べ、日向は一番の後進地で、当時の発掘された遺跡は乏しい。  その反対に、西都原古墳が示すように、古墳時代の遺跡は傑出している。
 大和王朝が、最も脆弱な日向を先ず征服し、そこを足掛かりとして九州全体を征服した。  その時代の、日向と大和の強い結びつきに寄り、神武東征の神話が形成されたのではと、 研究者らしく、残念そうではあるが、謙虚に話していただいた。  この話を聞けることが出来ただけでも、神話の里宮崎の現地を訪れた価値があったと思った。  今夜の宿のリッチモンドホテルへ向う。
  宮崎神宮   地図の中央の矢印が宮崎神宮です      <宮崎県宮崎市神宮2丁目4にて>
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