ラフォーレ山中湖で朝を迎える、窓から見る庭は赤や黄色に彩られ紅葉一色である。
富士山には雲ひとつ見られない。
ホテルを出て、山中湖の北岸のマリモ通りを走り、長池公園で車を停める。
山中湖親水公園と呼ばれているこの公園は、東屋があり、そこから山中湖越しで望む、富士の姿は絶景である。
眺めているうちに、東側から雲が流れて、山頂が覆われそうな富士に別れを告げ、忍野八海へ。
最初に訪れたのは、「富士山の雪解け水」と掲示がある噴水口で、前に、八海の中では最も知られている「涌池」がある。
池の中まで太陽の光が差し込み、コバルトブルーが鮮やかだ。
写真でよくお目にかかる、水車小屋を眺め、阿原川沿いにある「濁池」へ。
池と云うよりも、川床の一区画であるが、川の流れを見るだけでも綺麗だ。
濁池の下流に「銚子池」がある。 単なる池であるが、水は透き通っている。
銚子池から、阿原川の河岸を歩き、「御釜池」へ。 以前は、沸騰するような涌水が見られたと云うが、平凡な池である。
しかし、今日は上天気で、どの池もコバルトブルーに輝き見応えがある。
親水公園
地図の中央の矢印が親水公園です <山梨県南都留郡山中湖村平野にて>
富士の眺望と忍野八海の風景を、下記の「山中湖の富士と忍野八海(1)」のボタンを
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御釜池から新名庄川岸を歩き、大門橋を渡って再び忍野八海中心部へ。
忍野八海で最も賑わうのは、日本名水百選地の掲示で客を集めている「中池」である。
中央の中池を囲んで、池が二重の円になっていて、水深10mの湖面を覗き込むとコバルトブルーに吸い込まれそうになる。
人工池である、この池を忍野八海の一つと勘違いする観光客が多いと云う。
八つある八海の中で、離れている出口池と拝観有料の底抜池は訪れる人は少ない。
「底抜池」は、榛の木資料館の忍野八海庭園の奥の片隅にある。
庭園の中央を占める鯉池も人造池であるが、池畔の紅葉は今が盛りだ。
資料館の展示も付け足しで、八海の一つとして、まあ見ておこうと云った程度か。
最後に、「菖蒲池」と「鏡池」を巡る。 鏡池越しの富士は眺望できたが、湖面では認められなかった。
帰りに、山中湖畔の紅葉を眺める。
現時点での関東地方の紅葉スポットは、筑波山、袋田の滝、いろは坂との情報を携えて、東名を走って東京へ。
忍野八海の中池
地図の中央の矢印が中池です <山梨県南都留郡忍野村忍草にて>
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