尾瀬見晴の弥四郎小屋で、尾瀬の朝を迎える。 尾瀬ヶ原や燧ヶ岳は一面靄に包まれている。
空に一面青空が広がる7時過ぎに、小屋を出発し尾瀬沼に向かう。
我々は最後の出発らしく、山小屋の周りは人影も無い。
小屋を出ると、緩やかな傾斜の尾瀬沼林道の木道が続く。
イヨドマリ沢を渡り、段小屋坂を登り、大きな石が転がっている白砂峠を越えると、突然目の前が開け、湿原が現れる。
白砂田代だ。 小屋を出てから1時間余り過ぎたが、人の姿を見ることは無い。
池塘に移る景色を楽しみながら歩く。 再び樹林帯を抜けると、一段と広い沼尻湿原に出る。
間もなく、三平峠への標識があるが、山の鼻ビジターセンターの情報により、通行止めの左回りのコースを避ける。
沼尻平の草紅葉も色つき始めている。 やっと、尾瀬沼の西岸が見えてきた。
白砂田代
地図の中央の矢印が白砂田代です <福島県南会津郡檜枝岐村にて>
白砂田代と沼尻湿原の風景を、
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白砂田代から沼尻平を出て、尾瀬沼の北岸を歩く。
林を抜けると、浅湖湿原に出る。 再び林の中に入ると、燧ヶ岳への燧新道分岐がある。
ここから、ミノブチ岳まで2時間半である。
林を抜けると、右手に尾瀬沼が見え、眼前に、大江湿原が広がる。
湿原は沼山峠へと延び、峠を越える沼田街道は福島県側の入山口になっている。
澄み切った小川を覗くと、多くの魚が群がっていた。 小川は大江湿原の中を通って、尾瀬沼に流れ込んでいる。
大江湿原分岐で右折すると、尾瀬沼ビジターセンターがある。
長蔵小屋の右側の湖畔から尾瀬沼越しに見る燧ヶ岳は今日の絶景のひとつであった。
尾瀬沼ビジターセンター
地図の中央の矢印がビジターセンターです
<福島県南会津郡檜枝岐村にて>
尾瀬沼を、
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長蔵小屋を離れ、尾瀬沼の西岸を望みながら、三平下に向かう。
尾瀬沼越しの燧ヶ岳を堪能する最後の絶景ポイントから、尾瀬沼の風景を堪能する。
下田代の見晴を出てから、4時間半で三平下に到着、9.2km歩いたことになる。
尾瀬沼休憩所でアイスコーヒーを飲みながら、お弁当を食べる。
ここで、尾瀬沼を離れ、大清水までの岐路に就く。
木道が山道に変わると、間もなく、今回の散策での最高地である、標高1762mの三平峠に到着。
峠からは下りが続き、視界が開けると、白尾山や荷鞍山の稜線が見える。
右手に小滝が見えると、沢や谷が広くなり、足元に種子落としマットが現れる。
間もなく、砂利道の車道と一ノ瀬休憩所が現れる。 出発から12.5kmだ。
平凡な砂利道を黙々と歩くと大清水登山口に出る。
携帯電話で風集紀の主人に出迎えを頼む。
標高1180mの大清水に到着、今日の散策距離は16km、散策時間は8時間だった。
三平峠
地図の中央の矢印が三平峠です <福島県南会津郡檜枝岐村にて>
尾瀬沼から大清水までの風景を、
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