知多半島散策          2011年05月18日


 お江の最初の嫁ぎ先である大野城(左)

 大河ドラマ「江・姫たちの戦国」の舞台になった、江の最初の嫁ぎ先である尾張大野へ。
 城山公園の石段を登ると、展望台がある。  昔、佐治氏の城があり、古くは、宮山城とか大野城とか呼ばれていた。  佐治氏は戦国時代に四代の城主が続いて勢力を張っていた。
 三代佐治信方は織田信長の妹の「於犬」を、四代佐治一成は小督(お江)を妻とした。  現在の大野城は、当時の建物を復元したものではなく、従って、単に、展望台と呼ばれている。
 展望台に登り、名古屋港からセントレアまで、周りの景色を遠望する。  物見櫓跡に建てられた佐治神社に参拝し、隣接する天満宮にも寄ってから、知多半島を南下する。
 大野城    地図の中央赤い「+」印が大野城です             <愛知県常滑市金山にて>
 大野城の風景を、  下記の「大野城」のボタンをクリックして、 23枚のスライド写真でご覧ください。


  ディート・スポットとして知られている野間崎灯台(左)

 大野城から、国道247号線を南下して、野間灯台の南にある「食と健康の館」で穴子料理を食べる。  食と健康の館では、「流下式枝条架塩田」で製造した塩を「美浜の塩」と名付けて売っていた。
 館の前に広がる小野浦海岸に出て、野間灯台を目指して海岸を歩く。  灯台は正式には「野間崎灯台」であるが、通称は「野間灯台」で通っている。  夕焼け時の美しさに、「伊勢湾の夕焼け灯台」と呼ばれている。
 知多半島唯一の沿岸灯台である野間崎灯台は、愛知県最古の灯台であり、恋愛成就のデートスポットとして知られている。  恋人の聖地としては、愛知県では、茶臼山高原の芝桜の丘、恋路が浜と伊良湖灯台、 名古屋テレビ塔が選ばれている。
 野間崎灯台も雑誌に紹介されてから、柵が倒壊するほど南京錠が取り付けられ、現在は「恋の鍵塚」が設置されている。
 野間崎灯台    地図の中央赤い「+」印が野間崎灯台です             < 愛知県知多郡美浜町大字小野浦にて>  野間崎灯台を、  下記の「野間崎灯台」のボタンをクリックして、15枚のスライド写真でご覧ください。  


 羽豆岬から篠島を望む(左)

 知多半島散策の最後は、先端にある羽豆岬へ。
 道路沿いにある鳥居を潜って石段を登る。  尾根伝いの道からは、右手に、志摩半島の山々や神島が見える。  羽豆神社の社叢は暖地性常用樹林として、天然記念物に指定されている。
 岬の明神山には、南北時代、熱田新官の大宮司千秋昌能の城といわれた、羽豆崎城址の石碑がある。  神社の鳥居を潜ると岬の先端に出る。  先端からは、日間賀島や篠島など、三河湾に浮かぶ島々が見える。
 尾張氏の祖先といわれている建稲種命を祭った羽豆神社に参拝し、廃業した喫茶店の屋上に登って、 目の前に広がる景色を眺める。  左手の石段を降りると、師崎港に出る。
 初夏の陽光に輝く三河湾の景色を最後に、知多半島の散策を終える。
 羽豆岬    地図の中央赤い「+」印が羽豆岬です             <愛知県知多郡南知多町大字師にて>
 羽豆岬を、  下記の「羽豆岬」のボタンをクリックして、35枚のスライド写真でご覧ください。

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