一乗谷と吉崎御坊         2011年05月15日


 湯殿跡庭園から朝倉義景館跡を望む(左)

 久しぶりに、越前散策に向かい、杉津パーキングエリアによる。  恋人の聖地や芭蕉の句碑がある。
 南条サービスエリアに寄ってから、福井インターで降りて、一乗谷へ。  ガイドブックのアドバイスに従って、遺跡見学前に、一乗谷朝倉遺跡資料館に寄る。
 一乗谷朝倉遺跡見学の最初は、一乗谷川に架かる橋を渡って、諏訪館跡庭園へ。  橋を渡ると、金工師がいたと想定される「米津の遺跡」がある。
 諏訪館跡庭園は朝倉義景の妻「小少将」の館跡で、 一乗谷朝倉氏庭園の代表的な庭園であり、特別名勝に指定されている。  24年前に訪れた時の印象が最も残っている風景である。
 北には、義景の実母の光徳院の屋敷跡と伝えられる「中の御殿跡」がある。  更に、その北には、最も古い「湯殿跡庭園」がある。  この庭園は、4代隆景の頃の回遊式林泉庭園である。
 湯殿跡庭園は高台にあり、眼下に、朝倉義景館跡が広がっている。  石造りの義景の墓に参拝し、東尾根にある一乗城山の一乗山城を眺めて元に戻る。
 遺跡参観の最後は、再現された武家屋敷群の中を散策する。  一乗谷は1573年、刀根坂の戦いで織田信長に破れ、灰燼に喫した。  前回、見損なった、佐々木小次郎ゆかりの一乗滝を見てから、一乗谷を後にする。
 一乗谷遺跡    地図の中央赤い「+」印が一乗谷遺跡です             <福井県福井市城戸ノ内町にて>
 一乗谷遺跡を、  下記の「一乗谷遺跡」のボタンをクリックして、 52枚のスライド写真でご覧ください。


  吉崎山の山頂に立つ、高村光雲作の蓮如上人の銅像(左)

 北陸自動車道の加賀インターで降りて、福井県まで戻る。  吉崎寺の看板が目に入り駐車、寺らしからぬ建物の前に、蓮如上人を背負った慶聞方の像がある。  伝説の「嫁おどし肉付面」を拝観後、屋上の展望台に登り、吉崎を展望する。  吉崎御坊蓮如上人記念館の庭園内を歩き、光明の池、信心の橋、名号の滝、蓮如上人の御像などを見て歩く。  蓮如の資料や民話が紹介されている、蓮如館、民話館、七不思議堂を巡り、鳳凰閣から鹿島の森を望む。  蓮如上人御旧跡の石碑が立つ、本願寺吉崎別院へ。  紫宸殿造りの本堂や中宗堂に参拝後、お山と呼ばれている裏山の吉崎山へ。  途中に、嫁おどし肉付面拝観所」の看板を掲げた吉崎御坊願慶寺がある。  伝説の肉付面が何枚もあるのは、何とも胡散臭い。  お山には、蓮如の次女の見玉尼の墓、蓮如上人お手植えのお花松の」切り株、高村光雲作の蓮如上人の銅像、 吉崎御坊の本堂跡、蓮如上人お腰掛けの石などがある。  最後に、吉崎御坊東別院の本堂に参拝し、宝物殿で丁寧な解説をして頂き、今夜の宿の山中温泉へ。  大聖寺川の河畔に建つ、翠明にて、源泉掛け流し温泉を楽しむ。
 吉崎御坊    地図の中央赤い「+」印が吉崎御坊です             < 福井県あわら市吉崎にて>
 吉崎御坊を、  下記の「吉崎御坊」のボタンをクリックして、41枚のスライド写真でご覧ください。  

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