早朝、ホテルの14階の展望浴場から、福山市内を展望して、朝食後福山城に向かう。
福山駅前にあるロータリー駐車場で車を降りると、正面に、南東隅に築かれた福山城の月見櫓が見える。
東側の門から場内に入ると、広場があり、正面に天守閣が建っている。
福山城は昭和41年に再建され、日本100名城に選定された。
家康の従弟の水野勝成が1619年に備後10万石の領主となって築いた城である。
場内は撮影禁止だが、最上階は展望室になっていて、福山市街地が眺められる。
城内の展示品を見た後、桜が咲く境内を散策する。
城の前から、文学館の鏡櫓、東南隅にある重文の月見櫓、再建された御湯殿、
南西に位置する重文の鉄筋御門などを見て歩く。
御門を出て、右回りに歩くと、天守閣かと見間違えるほどの、重文に指定された、三層の堂々たる伏見櫓がある。
桜花越しに、天守閣を見ながら右回りに一周し、駐車場に戻る。
福山城
地図の中央赤い「+」印が福山城です <広島県福山市丸之内1丁目>
福山城の風景を、
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福山市から県道22号線を南下し、鞘の浦の市営駐車場へ。
平成いろは丸渡船乗り場で乗船し、先ずは仙酔島散策へ。
目の前に、島の中央に聳える大弥山や弁財天福寿堂が建つ弁天島が迫る。
御膳山展望台の東屋も見えてきた。
5分ほどで、島唯一の渡船場に到着。
最初に御膳山に登り、展望台から鞘の浦を眺める。
南麓に広がる白浜に下りると、海蝕門の中に円福寺の屋根が見える。
白浜を東に歩くと、田ノ浦に面して国民宿舎が建っている。
島の南岸に設けられた海岸線遊歩道の鳥ノ口コースを歩き、鳥ノ口岬へ。
沖に皇后島、海岸の海蝕洞や断層、様々な色を帯びた五色岩を眺めながら歩く。
沖に浮かぶ下加美島が見えると、間もなく、彦浜が現れ、沖へと鳥ノ口岬が延びる。
鳥ノ口展望台は閉鎖されていて、白石島や北木島が僅かに見え、
この先は行き止まりになっている。
青い海を追いかけながら、再び海岸線遊歩道を戻り、平成いろは丸を待つ。
仙酔島
地図の中央赤い「+」印が仙酔島です < 広島市福山市鞆町後地にて>
仙酔島の風景を、
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平成いろは丸から下船し、駐車場の北にある「活魚料理鯛めし千とせ」にて鯛めしを食べる。
北側に隣接して、頼山陽が日本外史を起稿した家がある。
海岸通りにある、大伴旅人の「むろの木歌碑」や「竜馬観音」を眺めてから海岸山福禅寺へ。
福禅寺の客殿「観音堂」は、「対潮楼」と呼ばれ、
そこから眺められる風景を「日東第一形勝」と絶賛した朝鮮使節の宿泊所であった。
又、いろは丸事件での坂本竜馬談判跡としても知られている。
鞘港に隣接し、村上水軍の一族が築いた大可城跡に建つ円福寺へ。
1342年の燧灘の合戦で、大可島城にこもる南朝方は全滅した歴史が残る。
境内からは、瀬戸内海国立公園の典型的な眺めである仙酔島が見える。
円福寺から石段を下って鞆港に出て、2000年前から栄えた風待ちの港の風景を最後に、
鞘の浦を離れる。
福禅寺対潮楼
地図の中央赤い「+」印が対海楼です <広島市福山市鞆町鞆にて>
鞆の浦を、
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福山市散策の最後は、草戸町にある明王院へ。
明王院は、807年、空海が前身である常福寺を創建したと伝えられている。
現在、中国三十三観音霊場の第八番札所でもある。
山門を潜ると、国宝の明王院本堂がある。
1321年建立の、和様に唐様を配した折衷様式で、この様式は、堂宇では最古のものである。
三重塔は1348年に建てられた、南北朝時代の代表的な純和様の建物である。
内部の四天柱や板壁、天井などには、極彩色の仏画や装飾文様が残っている。
国宝の建物の拝観を最後に、3日間の山陽路散策を終えて帰路に着く。
明王院
地図の中央赤い「+」印が明王院です
< 広島県福山市草戸町にて>
明王院を、
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