吉備路を尋ねて、山陽自動車路を走り、三木サービスエリアに寄る。
岡山インターで降りて、最初の訪問地である備前一宮の吉備津彦神社へ。
鳥居を通り、神池の太鼓橋を渡ると、随身門がある。
門を潜ると、左右に、日本一と云われている安政の大石灯籠がある。
社殿は拝殿、祭文殿、渡殿、本殿と一列に並んでいる。
本殿は、1697年に完成した。 それ以外は、1930年に消失して再建されたものである。
次は、9年前に訪れた、備中一宮の吉備津神社へ。
重文の随身門を潜ると、その上に絵馬殿があり、1425年に再建された、拝殿と本殿が一体になっている、
吉備神社の社殿がある。
拝殿の右側の回廊を進み、南随身門を潜ると、右手に、雨月物語の「吉備津の釜」で知られている御釜殿がある。
境内から西側に出ると、満開の枝垂桜が目に付く。
吉備津彦神社
地図の中央赤い「+」印が吉備津彦神社です <岡山県岡山市北区一宮にて>
吉備津彦神社と吉備津神社を、
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吉備津神社の西に普賢院や宇賀神社があり、
神社の神池に浮かぶ小島に満開の枝垂桜がある。
朱も鮮やかな、吉備の国最古の稲荷神社や、国宝の吉備神社拝殿や本殿を背景に、鮮やかに咲く桜の花は、
吉備路の風物詩のひとつになっている。
神社前の食事処「桃太郎」で、雉のミンチ肉団子入りの「桃太郎うどん」を食べる。
前回、見過ごした、立ち入ることのできる古墳としては、全国第一位の規模を誇る、造山古墳の上に登り、
古墳時代の原点に思いを馳せる。
古墳の後は、吉備路風土記の丘県立自然公園へ。
風土記の丘のシンボルは、重文で県内唯一の、備中国分寺五重塔である。
現在の備中国分寺は備中高松城主清水宗治が再興した。
春の花に囲まれた五重塔を十分に堪能して、次の目的地へ。
備中国分寺
地図の中央赤い「+」印が備中国分寺です < 岡山県総社市上林にて>
吉備路の風景を、
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風土記の丘から更に西に、吉備路を進み、備中国総鎮守の総社宮へ。
総社宮は旧備中国内の神社304社の祭神を合祀している。
境内にある、古い時代の形式を残す三島式庭園が映える。
吉備路散策の最後は、前回の散策で通り過ぎた、雪舟ゆかりの宝福寺へ。
山門の前には、涙で鼠を描いた伝説で知られる少年雪舟の坐像がある。
宝福寺は、備中兵乱で、1575年に三重塔を残し伽藍が全て消失した。
三重塔は1376年の墨書銘が発見され、南北朝時代の建築と考えられている。
雪舟伝説の宝福寺を最後に、吉備路散策を終え、今夜の宿である福山市内のホテルに向かう。
宝福寺
地図の中央赤い「+」印が宝福寺です <岡山県総社市井尻野にて>
宝福寺を、
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