白浜で2日目の朝を迎える。 大阪にある国宝の建造物を見るために、
阪和自動車道を走り、「紀ノ川」サービスエリア」に寄ってから上之郷インターで降りる。
慈眼院参拝の前に、南隣りに隣接する日根神社に参拝する。
日根神社は延喜式や国内神名帳にも名が出ている古社で、716年に制定された和泉五社の一つである。
国宝の多宝塔を尋ねて、大阪市泉佐野市日根野にある慈眼院へ。
泉州最古の古拙である慈眼院は673年天武天皇の勅願寺として、覚豪阿闍梨によって創建された。
拝観は予約制になっているが、飛び込みでお願いし、誰もいない中庭に建つ、
鎌倉時代創建の重文の金堂や国宝の多宝塔をじっくり鑑賞する。
慈眼院の多宝塔は石山寺・高野山金剛三昧院のものと共に、日本3名塔と称されている。
次は、隣接する貝塚市にあるもう一つの国宝建築物の釘無堂に向う。
慈眼院
地図の中央赤い「+」印が慈眼院です <大阪府泉佐野市日根野にて>
慈眼院の風景を、
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大阪府貝塚市木積にある孝恩寺へ。
孝恩寺は聖武天皇が、行基に命じて造営した畿内四十九院の一つである。
「釘無堂」の石碑の横にある石段を上り、門を潜ると、正面に、国宝に指定されている、
孝恩寺の「釘無堂」がある。
国宝に指定されている観音堂は、「木積の釘無堂」と呼ばれている。
孝恩寺の創建は726年であるが、釘無堂は鎌倉時代に改築された建造物で、
大阪府最古の木造建築物である。
1348年の銘のある孝恩寺五輪塔を眺め、釘無堂の周りを一回りして参拝を終える。
孝恩寺
地図の中央赤い「+」印が孝恩寺です < 大阪府貝塚市木積にて>
孝恩寺の風景を、
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釘無堂の次は、同じ貝塚市にある、水間観音で知られている水間寺へ。
近木橋に架かる厄除橋を渡ると、新西国三十三箇所観音霊場第4番札所の水間寺の境内になる。
正面に、大阪府で現存する唯一の三重塔が聳える。
井原西鶴の「日本永代蔵」のモデル塔と云われ、1834年の再建である。
水間寺は聖武天皇の勅願により行基が開創したと云われている。
経堂、鎮守権現宮、聖観世音出現の滝などを巡る。
三重塔から南に歩くと、「愛染明王」を祀った愛染堂がある。
水間の豪農楠右衛門の娘「お夏」と清十郎の墓がある。
岸和田サービスエリアで休息をとってから、3日間の紀伊半島の旅を終え帰路に就く。
水間寺
地図の中央赤い「+」印が水間寺です < 大阪府貝塚市水間にて>
水間寺を、
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