飯田の桜                2009年4月11日


 樹齢400年の富安桜(左)

 飯田の桜を訪ねての散策は、飯田合同庁舎の臨時駐車場に車を置いてスタート。  先ず、最初に飯田市美術博物館の前庭にある安富桜へ。  庭の奥に、長姫(オサヒメ)のエドヒガンザクラ、別名安富桜がある。  安富桜は樹齢450年以上で、安富氏の邸址のため、安富桜と云われ、1672年の時に植栽された。
 2本目の桜は中央図書館の近くにある桜丸の夫婦桜で、樹齢400年の「桜丸御殿址のヒガンザクラ」である。  3本目の桜を求めて専照寺へ。  境内には「専照寺のシダレサクラ」がある。  樹齢400年、1604年、植栽されてと推定されている。  桜の木に下に、釈迦牟尼仏が祀られていて、毎年、桜が頭上を天蓋で飾るように咲き誇る。
 4本目の桜を求めて、隣接している正永寺に向かう。  境内には樹齢400年の「正永寺のシダレザクラ」がある。  張り出した枝に満開に咲く花は、天空から大瀑布が流れ落ちる様を思わせるというが、やや遅かった。
 正永寺から西隣りにある黄梅院へ、5番目の桜を求めて訪れる。  樹齢400年、紅梅を思わせるような赤みの濃い花を付ける名木であるが盛りが過ぎたのが残念だった。
   安富桜    地図の中央赤い「+」印が安富桜の場所です           <長野県飯田市追手町2丁目にて>
 安富桜を、下記の「安富桜」のボタンをクリックして、47枚の写真でご覧ください。


 愛宕稲荷神社の千代蔵桜(左)

 黄梅院を出て、北に向かい、浜井場小学校の校庭や「天下の糸平邸址」で咲く桜を眺めて歩く。
 風越公園を過ぎると、境内には枝垂れ桜の古木が多数ある大雄寺に出る。  大雄寺から並木通りへ。 大宮通桜並木はロータリーからスタート。  大宮諏訪神社まで続いている並木通りの桜のトンネルを歩く。
 大宮諏訪神社に参拝する参拝し、後再び来た道の並木道りを戻る。  桜並木は国道153線で終わりになる。  国道から先は、庭園風の散歩道が延びていて、並木通りを進むと、動物園に突き当たる。  動物園の南の扇町公園から南の高台に登ると、愛宕稲荷神社がある。
 愛宕稲荷神社の境内には、飯田藩家老安富氏より愛宕稲荷神社に献納された千代蔵桜がある。
    愛宕稲荷神社    地図の中央赤い「+」印が神社の場所です           <長野県飯田市愛宕町にて>
 愛宕稲荷神社の千代蔵桜を、  下記の「千代蔵桜」のボタンをクリックして、46枚の写真でご覧ください。


 源頼朝縁の瑠璃寺の地主(左)

 飯田市街地を出て、大島山瑠璃寺に向かう途中で、高森町にある「御大の舘」に寄る。  「御大の舘」から南アルプスを望む。
 琉璃寺の桜散策は日吉神社からスタート。  参道の桜並木を進むと、薬師三尊を祀った瑠璃光殿の前に出る。  前ピンピンコロリ地蔵の「光明功徳仏」があり、発祥の地であるとのこと。
 境内には伊奈谷屋台獅子の源流と云われる獅子舞の獅子が見える。  日本で唯一保存伝承されている舞楽系獅子舞である。
 瑠璃寺は1192年源頼朝の祈願所となり、三本の桜が供託された。  境内の中央にある大きな枝垂れ桜の地主桜が、供託された三本の桜の一つであるといわれている。  一説では、頼朝の桜からの4代目の桜と云われている。
 瑠璃寺の地主桜を最後に、南信州の桜の探索を終える。
   瑠璃寺    地図の中央赤い「+」印が瑠璃寺の場所です           <長野県下伊那郡高森町大島山にて>
 瑠璃寺の地主桜を、  下記の「瑠璃寺の地主桜」のボタンをクリックして、46枚の写真でご覧ください。

次ページへ

最近のウォーキングより