初夏の大阪散策(1)             2008年6月17日


 越中公園の前にある越中井は細川ガラシア夫人終焉の屋敷跡(左)

 初夏の大阪散策は地下鉄の森之宮駅からスタート。
 歴史の散歩道を尋ねて、最初は中央通りの南にある難波宮高床建築物跡へ。  遊歩道の下には難波宮の建物・回廊・築地跡が保存されている。
 遊歩道を南下すると、越中公園の前に、細川ガラシア夫人終焉の屋敷跡にあった越中井や、 キリシタン大名の高山右近と細川ガラシアの像が建つ聖マリア大聖堂がある。
 西に歩いて「史跡 難波宮跡」へ。  初めに、大阪市文化財協会の難波宮調査事務所を覗き、難波宮跡から出土した土器を中心に説明していただく。
 難波宮遺跡は、大化の改新(645年)に、難波遷都で造営された孝徳朝の長柄豊碕宮である前期難波宮と 726年に聖武天皇により造営された後期難波宮がある。
 難波宮跡は、9万平方米が史跡公園として整備されていて、大極殿の基壇などがある。  次は、基壇の向こうに見える大阪城を目指す。

   越中井    地図の中央「+」印が井の場所です
 <大阪府大阪市中央区法円坂一丁目にて>
 越中井から難波宮跡までの風景を、  下記の「越中井から難波宮跡」のボタンをクリックして、22枚の写真でご覧ください。


 西之丸庭園から内堀越しに大阪城を望む(右)

 大阪城は西外堀越しの六番櫓や生国魂神社お旅所跡、西外堀越しの千貫櫓を眺めながら、 大手門から入城する。
 大手門を潜ると正面に大阪城巨石第四位の見付石がある。  多聞櫓を潜り二の丸から西ノ丸庭園へ。
 内堀越しに大阪城を眺め、高麗門、茶室豊松庵、焔硝蔵、乾櫓、千貫櫓を巡り、太鼓櫓跡通って本丸へ。  桜門を潜ると、城内第一位の巨石である蛸石や銀名水井戸がある。
 大阪城本丸にある旧陸軍第四師団司令部は、「これなんだ?」と怪訝に思い、 今の大阪の混乱を象徴する建物であることを知る。  本丸広場にあるタイム・カプセル EXPO’70や残念石、大阪天保山砲台の備砲を見物してから、 半世紀ぶりに大阪城内へ。
 8階の展望台から、大阪合同庁舎、追手門学院、大阪府庁知事公舎、NHK大阪放送会館、大阪歴史博物館、 大阪ビジネスパーク、クリスタルタワーなどを遠望する。  本丸を出て、豊国神社の拝殿や枯山水の「秀石庭」、石山本願寺跡に残る蓮如上人袈裟懸の松、大阪城公園の噴水を 眺めて、城内の見学を終え地下鉄宮之森駅へ。  
     大阪城    地図の中央「+」印が城の場所です
 <大阪府大阪市中央区大阪城にて>
 大阪城の風景を、  下記の「大阪城」のボタンをクリックして、75枚の写真でご覧ください。


 天保山海遊館で人気を独り占めしているジンベイザメ(左)

 地下鉄中央線森之宮駅から大阪港駅へ。  最初は世界最大級の水族館である「海遊館」へ。  熱帯魚が泳ぐアクアゲートを通り、 大水槽で泳ぐ巨大なジンベイザメやイトマキエイ、ひょうきんなマンボウ、 海月館で華麗な海月のダンスなどを楽しむ。
 天保山マーケットプレイスを覗いた後、天保山公園を訪れ、「明治天皇観艦之所」の碑の影に隠れて 見落としてしまいそうな、日本一低い山として知られる「天保山」に登る??。
 標高4.53mの山頂には二等三角点があり、天保山山岳会が結成され、 山岳救助隊も組織されているが、救助要請はいまだゼロであるという。
 第一日目の初夏の大阪散策は天保山で終わりホテルに向かう。
   海遊館    地図の中央「+」印が海遊館の場所です
 <大阪府大阪市港区海岸通一丁目にて>
 海遊館の魚達を、  下記の「海遊館の魚」のボタンをクリックして、16枚の写真でご覧ください。

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