陽気が良くなり、駒ヶ岳登頂の絶好の晴天を向かえ、インターネットで情報収集するも、
登山道の積雪の状態が分からず、差しあたって8爪アイゼンを持参して駒ヶ岳ロープウェイに向かう。
ロープウェイは意外に空いていて、山頂駅でも人影は少ない。
今年は雪解けが遅く、駅前は積雪が2.9mで、一面雪景色である。
雲ひとつ無い青空が広がり、風も無いが、予想外の冬山レベルの風景に驚く。
指導員らしき人に尋ねて見たら、ピッケルと10爪アイゼン装着が必須だと云われ、
山登りは断念して千畳敷カール周辺を散策することにする。
東の方向には、南アルプスが一面に広がり、中央には富士山が頭を覗かせている
10代の頃から地形図に興味を持ち、地図さえあれば何処でもいけるとの自信が危険と感じ、里山歩きを始めた時に、
2年間登山教室に通い、登山の危険性を学習してきたが、冬山登山の危険性の知識は全く無いので、自重することにする。
それでも、ホテルを少し離れると、登山道は雪で覆われて、足跡は急斜面に続いていて、
一度足を滑らせると何処までも滑り落ちる恐怖が過ぎる。
安全な場所を足元を固めながら散策したが、編集した写真では可也上まで登ったような錯覚を感じさせる。
宝剣岳と、この頃に現れる馬形を示す岩列を背景に記念写真を取ったが、翌日の中日新聞の朝刊一面に、島田娘や馬の岩形が
写真付きで紹介されていた。
写真を拡大したら、私たちの姿が映っていいるかも知れないと、勝手に想像しながら新聞を見る。
駒ヶ岳千畳敷カール
地図の中央「+」印が千畳敷カールの場所です
<長野県駒ヶ根市赤穂にて>
駒ヶ岳千畳敷カールの風景を、
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