東仙峡金山湖の岩屋ダムの南、馬瀬川と岐阜県道86号金山明宝線の間に金山巨石群の
「岩屋岩陰遺跡」がある。
標識板に従って、わき道に入ると道路脇に巨石が散在している場所に出る。
遺跡は、鳥居と石灯篭を備えた3個の巨岩からなる岩屋岩陰遺跡と線刻石のある巨石群の二つがある。
岩屋岩陰遺跡は縄文時代の遺物も出土していて、考古学的価値があるらしい。
線刻石のある、巨石に記された溝が太陽観測のための記号表現と考えられている。
十箇所の観測ポイントに10枚の説明板が建てられ、夏至や春分・秋分時に差し込む太陽の光や、
北斗七星の方向が、巨石の位置や形状と関係があると詳細に解説されている。
インターネットのサイトでも大々的に報告されていて、知る人には周知された事柄だろう。
世の中の膨大な事象の中から、都合の良いものだけを取り上げれば、何でも構築できる気がするが、
この説明文もその一つに過ぎないと思う気持ちが拭いきれない。
傍らに建てられた「再現館」は、その中身よりも、多額の金をかけたメリットがあるのか、
痛くもない金を誰かが無駄遣いしたのではないかと思うと、気がかりである。
金山巨石群
地図の中央「+」印が巨石群の場所です
<岐阜県下呂市金山町岩瀬にて>
金山巨石群を、
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