早春の京都散策(2)      2008年3月12日


 源氏物語執筆の地である廬山寺の源氏の庭(左)

 京都の散策2日目は、源氏物語千年紀に因んで、源氏物語執筆の地である廬山寺へ。
 この地は曽祖父の中納言藤原兼輔の屋敷跡で、紫式部はここで娘の賢子を育て源氏物語を執筆した。  平安時代の庭を再現した源氏の庭の中央に紫式部邸宅址を示す紫式部顕彰碑がある。
 廬山寺に隣接して慶光天皇陵があり、西側に梨木神社がある。  神社の祭神は三条実萬で、境内にある染井の水は京都三名水の内、現存する唯一の名水である。
 廬山寺    地図の中央「+」印が寺の場所です
 <京都市上京区北之辺町にて>
 廬山寺と梨木神社の風景を、  下記の「廬山寺と梨木神社」のボタンをクリックして、24枚の写真でご覧ください。


 京都御苑の梅林で満開の梅に囲まれて(右)

 梨木神社を出ると、左手に京都御苑の清和院御門がある。
 御所の建礼門を過ぎると、京都御苑の梅園がある。  丁度満開で、写真を撮っているグループなどで賑わっていた。
 御苑の南にある、閑院宮家の屋敷跡地や九条家遺構である茶室の拾翠亭、九条家邸内拾翠池の嶋中にある厳島神社を 見物参拝した後、寺町通りへ。
   京都御苑梅林    地図の中央「+」印が梅林の場所です
 <京都市上京区京都御苑にて>
 京都御苑の風景を、  下記の「京都御苑」のボタンをクリックして、39枚の写真でご覧ください。


 下御霊神社の境内に咲く梅と人魚の浮彫のある灯篭(左)

 寺町通りに入り、最初に右手にある下御霊神社へ。  境内の梅は満開で、その下に人魚の浮彫がある灯篭を見つける。
 西国三十三所第十九番札所で、革堂と呼ばれる行願寺や信長の墓がある本能寺へ。  本能寺宝物殿では、本能寺の変の前夜に突然鳴き、信長公に危険を知らせたと云う、 唐銅香炉「三足の蛙」を見る。
 寺町通りを離れ、五条大橋を渡り、西国三十三所第十七番札所である六波羅密寺へ。  境内にある日本最古の都七福神の一つ福寿弁財天に参拝する。
 冥土と現世を結ぶ六道の辻に建つ六道珍皇寺では、熟年解説者から地獄絵の説明を受ける。
   下御霊神社    地図の中央「+」印が神社の場所です
 <京都市上京区信富町にて>
 下御霊神社から六道珍皇寺までの風景を、  下記の「下御霊神社から六道珍皇寺」のボタンをクリックして、36枚の写真でご覧ください。


 舞妓の衣装を着て、八坂の塔へ歩く観光客(右)

 東大路を横切り、八坂の塔を目指して歩く。 観光に来た娘さんたちが舞妓の衣装でそろりそろりと歩く姿は、 京の街の風情を一層掻き立てる。 カメラを持って取り巻く見物人は本物の舞妓さんと思い込んでいる人もいた。
 日本三大庚申で庚申信仰の発祥の地である八坂庚申堂に参拝し、零応山法観寺の八坂の塔の中に入り、 心柱や飛鳥時代の中心礎石を見る。
 八坂稲荷尊天や太子堂・薬師に参拝後、二年坂へ。  維新の道を歩き、京都霊山護国神社と明治維新史跡公園に寄ってから、霊山観音や園徳院北側にある三面大黒天、 大雲院、大谷祖廟(東大谷)などを覗き円山公園を通って八坂神社へ。
 八坂神社の摂社の悪王子社末社である美御前社に参拝後、重文の大鳥居、南楼門、舞殿、本殿に参拝後、重文の西楼門から 四条通りへ。  四条大橋から鴨川を眺めて、早春の京都散策を終える。
   八坂の塔    地図の中央「+」印が塔の場所です
 <京都市上京区京都御苑にて>
 八坂の塔の風景を、  下記の「八坂の塔から八坂神社」のボタンをクリックして、24枚の写真でご覧ください。
 二寧坂から八坂神社の風景を、  下記の「二寧坂から八坂神社」のボタンをクリックして、34枚の写真でご覧ください。

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