昨日沖縄に来て宿泊した
「喜瀬ビーチパレス」
の部屋の窓から外を眺めると、空には黒い雲が垂れ込めていて、今日の天気が不安になる。
それでも、青い名護湾が広がり、太陽の光が差し込んだらさぞかし綺麗だろうと想像する。
ホテルの前の珊瑚でピンクに彩られた砂浜が、左の名護市民ビーチへと続き、更にその先は、
海の中へと部瀬名岬が突き出している。
右手は名護湾を抱くように陸地が延び、その先に沖縄美ら海水族館がある海洋博公園だ。
海に突き出ている辺りが崎原岬だろうか。
9時にホテルを出発して、国道58号線を北へと向かう。
喜瀬ビーチ地図の中央「☆」印がビーチの場所です
<沖縄県名護市字喜瀬にて>
喜瀬ビーチの風景を、
下記の「喜瀬ビーチ」のボタンをクリックして、6枚の写真でご覧ください。
ホテルのある宜野座村(ギノザソン)から、国頭方西海道と呼ばれる国道58号線を北東に進むと、
沖縄最長の宜名真(ギナマ)トンネルがあり、それを潜ると、沖縄本島最北端の辺戸岬(ヘドミサキ)に到着する。
隆起珊瑚礁の石灰岩が荒波に侵蝕されて典型的な海食崖で、、断崖絶壁が連なった岬の先端には、「祖国復帰闘争碑」が建っている。
岬からは、沖合いに与論島が見えるが、ここは鹿児島県で返還以前は国境線があった。
岬から断崖が連なる海岸線越しに本島を振り返ると、標高248mの辺戸御嶽が見える。
この山はタワーカルストと呼ばれる石灰岩の地形(カルスト地形)で、切り立った岩山が秘境を感じさせる。
近くには散策路が整備された金剛石林山がある。
戸辺岬
地図の中央「☆」印が岬の場所です
<沖縄県国頭村字辺戸にて>
戸辺岬の風景を、
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戸辺岬から次の目的地である「茅打バンタ」に向かう。
ここは、かって断崖状の狭い獣道の旧道があり、人が行き合うとどちらかが道を譲らねばならなかったため、
「戻り道」と呼ばれたという。
現在はこの真下に、宜名真(ギナマ)トンネルが通っている。
バンタは断崖の意味で、束ねた茅を落とすと、吹き上げる強風でバラバラになったことからこの名が付けたれたと言われている。
下から吹き上げる風が凄まじく、かっては交通の難所であったことも納得できた。
危険を冒して、展望台から更に崖よりに進み、眼下に見える国頭村(クニガミソン)の宜名真漁港を背景に記念写真を撮る。
展望台からは、今走ってきた、国頭方西海道と呼ばれる国道58号線や海岸線が見渡せた。
再び、58号線を戻り、
「ゴーヤハウス」にて、ゴーヤ料理にて昼食を済ませ、
「パイナップルパーク」にて、?ぎたてのパイナップルでデザートにする。
茅打バンダの展望台
地図の中央「☆」印が展望台の場所です
<沖縄県国頭村字宜名真にて>
茅打バンダの風景を、
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今日の最終目的地は沖縄海洋博記念公園にある
「沖縄美ら海水族館」である。
朝から雲勝ちの天気が、公園に着いたことには一層怪しくなってきた。
昭和50年に開かれた国際海洋博覧会の跡地に造られた海洋博公園の中に、2002年の新たに建設された水族館は、
呼び物の「黒潮の海」の大水槽が、水族館の窓として世界最大で、ギネスブックに認定された今や沖縄の名所の目玉になっている。
水槽の中には、四匹のマンタ(オニイトマイエイ)や三匹の甚平鮫、2万匹近くの海洋生物が回遊している。
突然、水槽内が暗くなってしまった。
落雷で水族館が停電になり、自家発電で照明中だと言う。
外は暴風雨並みで、酷い天候になっているらしい。
後で分かったことだが、暴風雨警報が発令され、雹が降った所もあったという。
水族館の中で幸いであった。
館内には、「黒潮の海」に加え、「サンゴの海」「熱帯魚の海」「危険ザメの海」「深層の海」と続き、
短時間ではとても見果せない展示であった。
水族館の見学を終え、建物の外に出たものの、落雷と強風で暴風雨の真っ最中、その後の予定のイルカショウは勿論中止で、
雨の中、バスに戻るのが精一杯であった。
早々に、今晩の宿の
「ホテルみゆきビーチ」に辿り着く。
沖縄美ら海水族館
地図の中央「☆」印が水族館です
<沖縄県本部町字備瀬にて>
沖縄美ら海水族館の風景を。
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