賎ヶ岳(421m)            2006年9月20日

 
    特別天然記念物に指定されている根尾谷断層(左)   

 最近に無い上天気なので、昨年、悪天候のため途中で引き返した能郷白山に向かったが、 登山口近くの根尾村の道の駅 「うすずみ桜の里ねお」 で、途中の国道が崖崩れで通行止めを知り今回も断念して、ドライブに切り替える。  「うすずみ桜」は訪れても、根尾断層はパスしていたので、良い機会だと、国指定特別記念物になっている 「尾根断層」へ。
 根尾川右岸の県道255号線を南下すると、樽見鉄道の水鳥駅の前に、 「根尾谷断層はココ」と書かれた大きな看板が建っている。  近くにある「地震断層観察館」の駐車場に車をいれ、周りを散策しても何処がどうなっているのかさっぱり分からない。
 何はともあれ、 「地震断層観察館」に入って見る。  最初の「地震資料館」によると、1891年10月28日に、マグニチュード8の日本内陸部で起きた直下型地震と しては最大級で、7千人を終える犠牲者が出た。  特に震源地の尾根水鳥地区では上下に6m、長さ1kmにもなる断層崖が隆起したという。  「天然記念物」であることを示す石碑辺りが、その中心である。  次の「地震断層観察館」は石碑の近くに建てられ、地下深く掘られた穴には、上下に、6mも移動した断層部分が見られた。
 観察館を参観後、山越えで、琵琶湖へ向かったが、途中の道路が通行止めで、 国道303号線の八草トンネルを通るコースになったので、国道157号線を南下する。 先ず、本巣町の道の駅 「織部の里もとす」 に入ってが、運悪く、水曜日休みであった。
 次は、糸貫町の道の駅 「富有柿の里いとぬき」へ。  目ぼしいものは地元の生鮮野菜程度だったので、数点買ったのみで離れる。  藤橋村の道の駅 「星のふるさとふじはし」で昼時になったので 簡単な昼食を取ってから、立派な八草トンネルに入り滋賀県へ。  先回来たときと同様、交通量に分不相応な素晴らしいトンネルの中で、一台の車にも合うことは無かった。
   根尾谷地震断層観察館  地図の中央「+」印が観察館の場所です

  <岐阜県本巣市根尾水鳥にて>

            
 三等三角点(写真右下)がある賎ヶ岳山頂(右)

 八草峠を越えると、己高山や金糞山など、魅力的な山が多くあるが、予定外なので、余り無理をせずに、 昔、訪れたことがあり、今、「功名が辻」で話題になっている、賎ヶ岳(421m)に向かう。  以前来た記憶を頼りに、「賎ヶ岳リフト」へ。
 山頂までは、1時間の登山道が通じているが、今回は、リフトに乗ってから10分ほど歩いて山頂へ。  山頂では、大阪から来たというバードウオッチャーのグループが琵琶湖の上を飛んでいる野鳥を眺めていた。  渡り鳥の鷹の一種だという。
 賎ヶ岳山頂には、三等三角点があり、背後に余呉湖が広がっていた。  帰に、以前に夕日の写真を撮ったことのある「さざなみ街道」を走り、湖北町の道の駅 「湖北みずどりステーション」に寄る。
 賎ヶ岳山頂  地図の中央「+」印が山頂の場所です

  <滋賀県伊香郡木之本町大字大音にて>

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