天領日田
2006年4月1日
ホテルの部屋から別府湾越しに朝日を望む(左) 小京都の天領日田の豆田町を歩く(右)
昨晩、宿泊した別府湾ロイヤルホテル
の部屋から別府湾越しに、上空で輝く太陽を見てから朝風呂へ。
有名温泉地の新しいホテルは設備は良いが温泉の泉質は余り頂けない。
このホテルも、敷地内から汲み上げた冷泉を加熱しているようだ。
このような温泉は、弱アルカリ質で通常「美人の湯」と呼ばれる場合が多いが、
肌に感じるぬるぬるとした感触も無く、温泉してはお世辞にも褒められたものではない。
朝食はバイキングだが、テーブルの周りの人々は、中国語や朝鮮語を話していて、
ここが大陸に近いことを改めて認識した。
ホテルを出発して、今日の目的地の全国に散見される小京都の一つである「天領日田」に向かう。
別府湾ロイヤルホテル 地図の中央「+」印がホテルの場所です
<大分県別府市にて>
老舗日田醤油の雛様之家(左) 日田醤油の雛様の家で飾られている雛人形(右)
ホテルを出て、日出インターから大分自動車道に入り、再び由布岳を眺めながら日田インターへ。
豆田町の街中に入り、花月川沿いの
薫長酒造の駐車場に車を置き、
三百年の歴史を経た酒蔵に入り、夢二の絵などをみてから、町を散策する。
上町通りを進むと、左手に「天領まちの駅」がある。
更に進んで右折すると、広瀬資料館がある。
廣瀬家は豪商で、大村益次郎もここで学んだという。
館内には雛人形のほか、歴史を思わせる多くの展示物がある。
右折して、みゆき通りに入ると、左手奥に日田醤油があり、お雛様を展示公開していて、写真撮影もOKである。
日田盆地は江戸時代、天領として大いに栄えたが、公家社会に憧れ、京都土産として持ち帰った雛人形が、
多く残されていて、毎年、
天領日田おひなまつり
が盛大に行われ、多くの観光客が訪れている。
みゆき通りには名産の下駄が並べられ、ここは日田杉の産地だと認識したが、
値段を見てどうも国産品は少ないらしい。
花月川に出て、川沿いの道を進むと、薫長酒造に出て、一回りしたことになった。
再び、大分自動車道に乗り、九州名産店ショップングの「はかた」に寄ってから福岡空港へ。
天領日田の広瀬資料館 地図の中央「+」印が資料館の場所です
<大分県日田市にて>