雲仙温泉
2006年3月29日
出雲温泉地獄谷にある真知子岩(左)
福岡空港から九州自動車道を南下し、鳥栖JCTから長崎自動車道に入り、雲仙を目指す。
諫早インターで降りて、県道57号線を東に向かうと、長崎カステラ専門店の
「心泉堂」がある。
社名「長崎カステラセンター」の本社に付属した売店に寄ってから、島原鉄道沿いに走る。、
南下して橘湾に出ると、家の側溝から湯気が立ち上っている小浜温泉である。
そこから、雲仙岳を目指して東へ登ると、雲仙温泉がある。
普賢岳を主峰とする「三峰五岳」からなる雲仙岳の麓にある
「雲仙温泉」は我が国最初の国立公園の中にある。
そのお湯は硫黄を含んだ強い酸性泉で、草津温泉のお湯とよく似ている。
温泉の近くには、菊田一夫の「君の名は」の舞台になった地獄谷があり、真知子岩と名付けられた
岩の側面には、遠い昔に散々耳にした「忘却とは忘れ去ることなり。
忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」の言葉が刻まれている。
雲仙地獄谷 地図の中央「+」印が地獄谷の場所です
<長崎県小浜町雲仙にて>
ホテルの一角にある吉井勇歌碑(左)
今晩の宿は、創業元禄8年(1695年)の雲仙老舗の温泉宿である
「湯元ホテル」。
雲仙温泉の「湯守の宿」として、310年余り、源泉の湯守役を続けて来た宿は、
雲仙温泉での最初の宿であり、源泉垂れ流しの天然温泉である。
大正9年、明星派の歌人、吉井勇が詠った「雲仙の 湯守の宿に ひと夜寝て
歌なとおもう 旅つかれかも」を刻んだ句碑がホテルの一角に建っている。
雲仙温泉 地図の中央「+」印が温泉の場所です
<長崎県小浜町雲仙にて>