明治神宮の紅葉   2005年11月8日


 明治神宮御苑の紅葉(左)

 東京都の紅葉を求めて歩く第2日目は、ホテルを出てから山手線の原宿駅で下車し、 明治神宮へ。  神宮橋の近くにある一の鳥居と高さ12m柱間9mで木造の明朝鳥居としては日本一の大きさの 二の鳥居を潜って、本殿へ。
 ここは1920年に創建され、明治天皇と昭憲皇太后が祀られている。  今日はお日柄が良いのか、結婚式を終えたカップルが2組記念写真を撮っていた。
 今、紅葉が最盛期であるとのことで、入園料を500円払って御苑の中へ。  北門から入り、隔雲亭を経て、南池の中島と魚釣台の紅葉や、 花菖蒲田の両側の紅葉を眺め感動する。  特に、四阿の周辺は素晴らしかった。
 清正井まで歩き、湧水を覗いて、御苑を出て表参道へ。  来春早々に、姪の結婚披露宴をする、表参道交差点近くにある「アニヴェルセル表参道」を覗く。  

   明治神宮 地図の中央「+」印が神宮の場所です

   <東京都渋谷区代々木神園町にて>


  


             根津美術館庭園の紅葉(右)                        明治神宮外苑の銀杏並木

 表参道を直進し、青山通りを横切って根津美術館へ。  収蔵品の7点の国宝は展示されていなかったが、商代の青銅器は見事だった。  その上、庭園の紅葉は最盛期で、都会の真ん中の私苑にこんな見事な紅葉があるのかと驚き、庭園の見晴らし台に 建てられたレストランで紅葉に囲まれながら不味い昼食を楽しむ。
 表参道交差点まで戻り、青山通りを北青山2丁目まで歩き、通りから明治神宮外苑まで続く4列の 銀杏並木を望む。  先週の日曜日では未だ早かったとの話だが、今日は上天気の下、青空を背景に黄色の銀杏並木が天を突いていた。  折りからの週末に、道路は自動車、歩道は人で溢れ、外苑の噴水奥では銀杏祭りが開催されていた。
 周りにある神宮球場、聖徳記念絵画館や国立競技場を外から眺め、大江戸線の国立競技場駅から新宿へ。  『次の目的地である「赤羽橋」はこの大江戸線で反対方向へ行けば良いのだ』と 確認したのが「落とし穴に嵌った」ことのきっかけであった。
 新宿駅で下りて、西口のコインロッカーから荷物を出し、上に出ると、『大江戸線への標識が目に付いた』。  標識に従って歩くと直ぐに、新宿西口駅に着いた。  『駅前に掲げられた掲示板には新宿から赤羽橋まで210円の表示がある。  ここから乗れば、210円で赤羽橋に着くのだな』と思い、新宿西口駅は国鉄の新宿駅に西口があるように、 大江戸線新宿駅の一つの駅口だと漠然と思ったので、まさか『全く別の大江戸線が国鉄新宿駅の近くに2本通っていて、新宿駅と 新宿西口駅が二つあるとは思いも寄らなかった。』  それよりも、2本の線は新宿駅で連結した循環線と漠然と思っていた。
 新宿西口駅のプラットホームに上がると、都庁行きの電車が入ってきた。  この電車の行く先は反対方向へ行く電車だと考え、何の疑問も感じないで、前の電車と反対方向に行く電車に飛び乗った。  乗車してから、先ほど乗ってきて新宿で降りた大江戸線と違う路線であることに気がついた。  車内の掲示板を見ると、大江戸線は1本の紐が新宿で接近しそのまま上方に分かれている。  やっと、大江戸線の異常性に気がついた。  目的地である芝公園のプリンスホテルパークタワーに予定時間に着くことが危くなって来た。  このまま乗っておれば、大回りして赤羽橋に到着できる。  でも、意外と時間が掛かるかも知れない。  飯田橋で南北線に乗れば麻布十番で大江戸線に乗り換えることが出来る。  飯田橋で降りて、駅員に事情を話し尋ねてみたら、そのまま大江戸線を乗って行ったほうがベターだとのアドバイスで 引き返す。  それにしても、料金を尋ねたら大回りしても同一料金だという。  『どうして、循環線で無いのに、距離が大幅に違う別々の駅から乗って同一料金なのだろうか』  これも単なる推測だが、たぶん、新宿と新宿西口駅は通路で繋がっていて、料金体系は循環線体系なのではないだろうか。』  赤羽橋駅からプリンスホテルパークタワーまで走って、やっと滑り込みセーフになる。

 根津美術館 地図の中央「+」印が美術館の場所です

 明治神宮外苑の銀杏並木 地図の中央「+」印が銀杏並木の場所です

 <東京都港区北青山にて>

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