万博だより(12)       2005年9月21日





        カナダ館の入り口で説明するガイド嬢               ミス・インターナショナルが集った愛・地球広場

     万博の開催日も残り4日になったが、私どもの万博は、今日、最終日を迎えた。  今回の万博は、開催が決定されてから、我々のための万博と意気込み、 3月9日の予備調査から、今日まで合計12回も会場に足を運んだ。  最後に訪れた、長久手愛知県館にて、江古野守博士の「地球タイヘン大講演会」を聴講したが、 その中で、「掛け替えのない美しい地球での生命のリレー」に共感を覚えた。
 振り返って見れば、35年前の大阪万博で、長男を手押し車に乗せ、2人で会場内を走り回ったが、 その長男が今回は、2人の子供を手押し車に乗せ、愛知万博の会場を走り回り、その後を追うことになった。  親子3代に渡るこの姿こそ、将に「生命のリレー」の実像では無いだろうか。

 閉幕間際になって、親の無理な注文に応えて、次男が、トヨタ館とオレンジホールの予約を インターネットで確保し呉れたので、混雑を承知で出かけて来た。  先ず、今まで回りきれなかった、カナダ館とアメリカ館へ。  カナダ館では英語の他、流暢な日本語とフランス語で若い娘がガイドしてくれた。       

  <愛知県長久手町にて>







     アメリカ館のガイド嬢         アメリカ館に展示された宇宙探査機の前にて

 トヨタの予約時間になったので、会場に行き列に並ぶ。  横の女性が、今、日立館を出て、今度はトヨタ館だと云うので、予約が良く取れましたねと、 感心して聞いてみると、昨日来たものの、夜になって、徹夜を決めて朝まで頑張ったとのこと。 それを聞いて納得すると共に、中年女性のバイタリティーに今更ながら驚く。  二足歩行ロボットの動作は、見方によっては「何と云うことはない」が、 生産現場にて、ロボット導入当初からかかわっていた元技術者としては、 胸を打つ何物かを感じる。
 ベンジャミン・フランクリン演じる映像ショウは一見に値するとの話を聞き、アメリカ館へ。 立体映像に振動、音に風雨を交えた演出は賞賛ものだ。  その後、火星探査機「マーズ・ローバー」の説明を見聞し、実物大模型の前で記念写真を撮って貰う。  どこのパビリオンも長蛇の列で、簡単には入れないので、次に入ったオレンジホールでは、 映像観賞後の展示物にたっぷり時間をかけ、丁寧に見て回る。  最後の長久手愛知県館を見終わって、大阪万博から愛知万博までの35年間に挟まれた、 私の人生の爛熟期も万博の閉幕と共に終焉も迎えたと自分なりに思った。

<愛知県長久手町にて>

 万博長久手会場 地図の中央「+」印が会場の有る場所です

 万博だより(11) 2005年9月14日



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