青崩峠(1082m)
2005年8月27日
信玄も通ったと言う信州へ続く塩の道(左)
天気は良いが、残暑はきついので低山を歩く状況ではない。
今日は涼しいドライブをメインにして、登山の下見に行くことにした。
以前から頭にある熊伏山(1635m)は長野県にあるが、登山口は静岡県側から国道152号線を北上して,
水窪町の北にある青崩峠の登山口から入山する。
高速道路のインターは浜松にしても、豊川にしても峠までのアプローチは遠い。
今回は愛知県側から佐久間経由で水窪の町に入り、スーパーで食料を補給する。
近くに7年に一度現れる幻の池があり、アサヒテレビが取材に来たとの掲示があった。
国道152号線を北上し、草木トンネルの手前で旧道に入ると、「塩の道」の案内板がある。
案内板の横に「熊野出没注意」の立て札がある。
ここで下車して、武田信玄も歩いたという苔むした石畳の道を登っていくと、左手に信玄腰掛け石がある。
間もなく、青崩峠に着く。
<静岡県浜松市水窪町にて>
遠州と信州の国境にある青崩峠(1082m)(右)
青崩峠は標高1082mで遠州と信州の国境にある。
ここから尾根伝いに熊伏山への登山口がある。
今回は、下見であるが、少し登山道を登ってみると、信州側は凄まじいガレとなって崩れていて、
青色をした岩肌が谷底まで落ちている。
このガレの上まで登ると、眼前に熊伏山(1635m)の雄姿が迫って見える。
ここで一休みし、足下に目を移すと、葉の上に尺取り虫のような虫が蠢いている。
その虫が、過去、数回酷い目に遭わされた山蛭と気づき、足下を眺めるも異常は見られないので一安心する。
それでも、念を入れてと、峠まで下りたとき、靴下を脱いで、ズボンの裾を上の方まで挙げて調べたら、
2人とも、蛭にしがみつかれていた。
お連れさんは取り憑かれて暫く時間が経っていたらしく、出血が止まらず見た目は大変な状態になる。
帰りは、苔むした石畳の塩の道を避け、林道を歩き駐車場へ。
旧道を下ると、国道の手前に足神神社があり、山奥にも拘わらずひっきりなしに車がやってくる。
この神社は、1250年代に北条時頼が秋葉街道のこの地で足を痛め、幸いにも全快したため、
時頼の命により祠が建てられたのが始まりだと言われている。
神社の横には、名水と喧伝されている泉があり、多くの人が水を汲みにやって来ている。
青崩峠 地図の中央「+」印が神社の場所です
<長野県南信濃村にて>