廣秦寺
2005年3月2日

春は梅、秋は紅葉で知られている廣秦寺(左)
廣秦寺(曹洞宗)の寺伝によれば、一休宗純と並ぶ名僧といわれた玄虎禅師によって
1486(文明18)年に開かれ、木造釈迦如来座像を本尊とする曹洞宗中本山であった。
瓦葺きのどっしりした山門を潜ると、よく手入れされた庭に講堂、経堂、庫裏などが
みられ、本尊が安置された本堂一画に座禅室があり、常時、参禅する事が出来る。
1710(元禄14)年には伊勢の紀州領18万石の触頭僧録司を命じられ、
たびたびの火災の折りも紀州藩の援助で再建された。
寺には、後年和宮降嫁のとき御衣料絵師になった南島町出身の野村訥斎が当寺を描いたという
「虎の図」など数点が秘蔵されている。
毎年8月22・23日の開山忌には近在の人々が参詣し、賑わいをみせる。
廣秦寺の場所 地図の中央「+」印が寺の有る場所です
<三重県玉城町にて>