虻川渓谷の滝
2004年9月12日
高さ30m巾2mで2段に流れ落ちる新九郎の滝(左)
伊那谷の東側、豊岡村の鬼面山にアクセスするも、先日の台風の影響もあり、アクセスに失敗して
登山を諦め、急遽、虻川渓谷の滝探索に変更する。
鬼面山登山口の手前から、野田ノ平まで戻り、本谷を下烏帽子山の方角へ林道を向かうと、
林道の終点近くに、「新九郎の滝遊歩道案内図」がある。
滝までは、880m、30分の距離である。
滑りやすい、沢を登っていくと、下段が2m、全体で30mの新九郎の滝が現れる。
折からの雨の後のため、水量は豊富で堂々と流れ落ちていた。
新九郎の滝の場所 地図の中央「+」印が滝の有る場所です
<長野県下伊那郡豊岡村神稲本谷にて>
日本一のポットホールを形成する明神淵の大明神滝(左)
新九郎の滝から再び野田ノ平まで戻り、更に虻川を下ると、大明神に明神淵がある。
この淵には日本一のポットホールがあり、川上から沢下りで近寄ることが出来るが、
案内板によると、「探索にはヘルメットとライフジャケットを着用のこと」との
注意書きがあり、沢下りによるアプローチは諦める。
明神淵下流で、河原に下りることが出来るので、そこから沢登りでアプローチを試みる。
明神淵の下流側に「大明神滝」があり、滝壺に流れる滝の一部が見えたが、
近づくに連れて、水深が増し、簡単にはこれ以上近づけないので、遠望のみで引き返した。
大明神滝の場所 地図の中央「+」印が滝の有る場所です
<長野県下伊那郡豊岡村神稲大明神にて>
やがて、ダムの湖底に沈む恐れがある俄鬼ヶ童の滝(左)
大明神滝から虻川を更に下ると、ダム建設中の工事現場がある。
地図によると、この辺りに、「俄鬼ヶ童の滝」がある。
滝のある辺りは、急な崖になっていて、川岸から河原まで下るのは危険であり、
アプローチの道も見あたらない。
一旦、下流にある工事現場まで下り、そこから河原に下りて、沢登りを試みる。
車道は短く感じられたが、滝の有りそうな場所までは可成りある。
幸い河原は砂地が多く、歩きやすかった。やっとの事で、2筋の滝が見えた。
しかし、工事中のダムが出来たら、この滝は水没の運命なのでは無いだろうかと
考えると一抹の寂しさを感じる
俄鬼ヶ童の滝の場所 地図の中央「+」印が滝の有る場所です
<長野県下伊那郡豊岡村神稲にて>