3月5日 花沢の里の法華寺の緋寒桜
法華寺の境内に咲く緋寒桜(左)
新幹線や東名が通るトンネルのある日本坂は平安時代中期から室町時代までは、宇津ノ谷峠の南側を越えた
「蔦の細道」が有名であるが、奈良時代から平安時代にかけての東海道は、海岸に近い日本武尊伝説縁の
日本坂越えであった。
今では「やきつべの小径」として小坂から花沢に抜ける峠道がハイキングコースに
なっている。 その花沢の里にあるのが東叡山寛永寺の末寺である「法華寺」である。
境内には樹根が乳の形をしている銀杏の巨木があり、これに触れると乳が出ると伝えられている
ことから、「乳観音堂」の名で親しまれれている。 寺宝の運慶作の仁王や行基作の千手観音などは寺格の
高さを示している。 境内の緋寒桜を観賞後、花沢の里で竹酢液を蒸留中の「吉津窯」に寄り、
お土産に竹酢液を半ダース購入して帰る。
<静岡市焼津市にて>