曽爾高原の薄
2002年11月13日
曽爾高原に広がる一面の薄(左)
紅葉に彩られた香落渓を楽しみ、幻想的な薄に覆われた曽爾高原を満喫し、全山紅葉に包まれた、
端正な姿の倶留尊山(1038m)に登るという、欲張りな目的を抱いて家をでた。 快晴の天気予報に
励まされて目的地に向かう。 予想通り、香落渓は赤に染まり、倶留尊山は全山紅葉していて、
素晴らしかったが、風が強いのには閉口した。 それに、入山料は必ずしも否定はしないが、
500円はやや高すぎる。 200円位が適当ではないかと思った。
曽爾高原で吹き付ける強風のため、斜面の薄が見渡す限り大きく波打ってダイナミックに動く
姿は壮観そのものであった。 それに、斜めに差し込む夕日に照らされて、逆光に輝く薄が
銀色の世界を出現させ、息を飲むほどの光景であった。
倶留尊山の場所 地図の中央「+」印が山頂の有る場所です
<2003年4月24日更新>
<奈良県曽爾村にて>
柱状節理の大岸壁を飾る香落渓の紅葉(左)
1989年10月29日以来、13年振りに香落渓を走ってみた。 前回は紅葉が未だ早かった
思い出があるが、最近の寒波のためか今日は絶好の紅葉狩り日和で、青連寺川の両岸にそそり立つ
大岸壁は極彩色で飾られていた。 両岸の柱状節理の大岸壁は12kmも続いており、
奇勝を楽しむことが出来る。
ビューポイントは羅漢岩、摩天崖、天狗岩、材木岩、小太郎岩などの奇勝であり、それらの前には、
多くのカメラマンが三脚を立てていたが、簡単に車を停められないことが難点である。 ましてや、
これらの絶景を見ながらのトレッキングコースなどが整備されていないのが残念である。
<三重県名張市にて>