金剛山(1125m)       2009年10月21日


 金剛山山頂の標識が立っている国見城址展望台(左)

 登録文化財に指定されている天見温泉の南天苑本館を出発し、金剛山ロープウェイへ向かう。
 6分で山頂駅に到着。  金剛山の西山麓の遊歩道を歩いて、山頂にある葛木神社に向かう。
 楠正成も信仰し智略を授かったと云われている岩屋文珠や、葛城家歴代の御廟所に参拝し、転法輪寺へ。  転法輪寺境内には、役小角の行者堂、十三重の塔、お不動さん、牛王像、ひさご池など賑々しくある。
 境内の先には、金剛山登山回数捺印所なる建物があり、3人の係員が登山証明の捺印をしていた。  係員に聞いてみると、最高登山回数記録は、1万2千余回であるという。  広場には、途轍もなく大きい3枚の掲示板があり、2百回、5百回、千回以上の記録達成者の名簿が掲げられている。
 自己申告で、登山回数を競い合っているのはよく目にするが、ここまで加熱した状況には驚きを禁じえなかった。  週日にも拘らず、続々と登山者が集まって、確かに金剛山は登山者で溢れている。  近くには国見城址展望台があり、関西空港や大阪湾が見渡せるビューポイントになっていた。
  金剛山    地図の中央の赤い「+」印金剛山の山頂です          <奈良県御所市大字高天にて>       
山頂までの金剛山の登山風景を、下記の「金剛山1」のボタンをクリックして、33枚の写真でご覧ください。


 標高1053mの大阪府最高地点(右)

 国見城址展望台から葛木神社に向かう。
 葛木神社の由緒は第10代祟神天皇の御代に事代主を奉祀したことによるとのこと。  金剛山の実質的な山頂は葛木神社の裏手であるが、神聖な場所として、立ち入り禁止になっている。
 雄略天皇が葛木一言主神に会ったと云われている地に立つ「矢刺神社」や道中の安全を祈願する「出迎え不動さん」、 役小角縁の「葛城第二十一経塚」などに参拝しながら歩き、標高1112mの湧出岳山頂に到着する。
 標高1053mの大阪府最高地点を経由して、ちはや園地の金剛山展望台、 香楠荘の前にある「ちはや星と自然のミュージアム」に寄り、金剛山ロープウェイ山頂駅に着く。
  湧出岳    地図の中央の赤い「+」印が湧出岳の山頂です          <奈良県御所市大字高天にて>       
山頂からの下山の登山風景を、下記の「金剛山2」のボタンをクリックして、39枚の写真でご覧ください。

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