天狗城(684m)から松宇土(720m)へ    2009年10月10日


 平家の史跡が残る、静かな天狗城山頂にて(左)

 天狗城登頂を目指して、国道418号線を走り、貴船神社を探すも一向に見つからず、 やっとのことで道端に案内板を発見する。
 横に、廃屋が建った適当な空き地があるので、駐車しようと思ったら、地主が煩い人だから、やめたほうが良いといわれ、 地元の人のアドバイスに従って、坂の上の空き地に駐車して、二階建ての地主に了解を得る。
 登山口も、貴船神社も見つからず、教えていただいた道を進むと、森に張り付くような小さな神社を発見する。  登頂祈願をして、左手の山道に入ると、直ぐに「熊に注意」の警告板が目に入る。  暗い杉林の中を進むと、突然、左手の視界が開け、釜ヶ谷山が見える。
 昔、神崎の里へ行く山越えの道を示す、「左、山、右、神崎」と書かれた石の道標を過ぎ、 背丈を越える笹の中を進むと、本日の最高のビューポイントである送電線塔の下に出る。  ここからは、東西に広がる美濃の山々が見える。
 「熊に注意」の警告板を何度も見ながら、松宇土への分岐点を右に分けて、 平家の残党がこの地に籠って勝利したと言われる、史跡の天狗ヶ城の山頂に到着する。  展望も無く、居心地も悪い山頂を離れ、分岐点まで戻り、松宇土山頂へ。  この山頂も居心地が悪いので、記念写真だけを撮って、早々に下山する。
 駐車場と云い、案内板と云い、展望も加えて、お薦めの山とはお世辞にも云えない。  今日も、駐車場から山頂までの往復で、一人の登山者に会うこともない静かな山行であった。
  天狗城    地図の中央の赤い「+」印天狗城の山頂です                 
  松宇土    地図の中央の赤い「+」印が松宇土の山頂です                 <岐阜県山県市葛原にて>
天狗城から松宇土への登山風景を、下記の「天狗城から松宇土」のボタンをクリックして、31枚の写真でご覧ください。

次ページへ

21世紀からの山歩き