残暑の中、涼を求めて、園原インナーから大平街道を木曾峠(大平峠)まで走り、兀岳を目指す。
日曜日にも拘わらず、登山口には人影は全く無い。
熊出没注意の標識を横目で眺めながら、昨日の雨で滑りやすくなった登山道を登る。
ガイドブックには、兀岳登山道は、背の高い笹が密集していて、登山道が分かりにくく、
迷いやすいので、初心者だけの入山は控えるべきのコメントが載っていた。
最近は、笹が切り込まれていて、登山道が整備されているとの情報により、やってきたが、
確かに、幅が1mほど綺麗に刈り取られていて、歩きやすく、迷う恐れは全く無い。
ハイキングコースのような、なだらかな登山道を進むと、呆気なく山頂に到着する。
天気予報では晴天であったが、低気圧の移動が遅れたのか、山頂はガスで覆われ、視界は遮られている。
早々に下山すると、登山口に着いた頃に、青空が顔を出してきた。
今日も誰一人会うことが無い、静かな山行であった。
帰路は、大平街道を飯田に向かい、標高1235mの飯田峠を越えると、松川ダム湖が右手に見えてきた。
松川ダムに寄り、近くにある、日本名水百選に選ばれた「猿庫の泉」の水も飲む。
1000円で飯田インターから豊明インターまで走り、自宅へ。
兀岳
地図の中央の赤い「+」印が兀岳の山頂です <長野県飯田市大瀬木にて>
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