躑躅で名高い余野公園から「壬申の古道」と云われている余野公園林道を走り、奥余野森林公園へ。
左手の倉部川沿いの林道を三馬谷に向かう。
三馬谷小屋で左に向かい、油日岳を目指す。
三馬谷の渓谷には、水竜の滝、雲竜の滝、天竜の滝など小滝が続く。
梯子に鎖場と難路を登ると、奥余野森林公園から尾根伝いに来る道と合流する。
あっけなく、油日岳の山頂に到着、標高693mの筈であるが、何故か表示板には698mと書かれている。
油日岳山頂には、油日神社奥宮の岳大明神が祀られている。
油日岳から加茂岳への尾根道は切り立ったキレットが続く。
標高720mの加茂岳を通過。
突然、視界が開け、目の前に忍者岳が見える。
左手には、標高800mの那須ヶ原山が聳えている。
三国岳と忍者岳への分岐点の標識を右に曲がると、直ぐに今日のコースで最高峰の忍者岳の山頂になる。
望油峠へ下る、何故か「不鳥越峠」の標識が立っている。
標高711m、伊勢、伊賀、近江の国境にある三国岳に到着。
三国岳から「不鳥越峠」へ、伊賀、甲賀方面の展望の立札がある。
次は、亀山方向を望む、奥に鋭突の錫丈ケ岳が見える。
前面に、今日最後の、5つ目の山の倉部山が見えてきた。
標高688mの倉部山の山頂に到着、この山は平安時代の勅撰和歌集などに、20句以上も見られるという。
倉部山からぞろぞろ峠に下る、峠から奥余野森林公園までは東海自然歩道になっている。
炊霞渓があり、この道は壬申の古道と云われている。
下山後、躑躅の名所「余野公園」へ。 公園の躑躅は盛りが過ぎていたが、僅かに残った花々を探しながら歩く。
余野公園の躑躅鑑賞を最後に、今日の油日岳登山を終えて帰路に就く。
一人の熟年男性登山者に会っただけの静かな山行であった。
油日岳
地図の中央の赤い「+」印が油日岳の山頂です <滋賀県甲賀市甲賀町油日にて>
加茂岳
地図の中央の赤い「+」印が加茂岳の山頂です <三重県伊賀市柘植町にて>
忍者岳
地図の中央の赤い「+」印が忍者岳の山頂です <三重県伊賀市柘植町にて>
三国岳
地図の中央の赤い「+」印が三国岳の山頂です <三重県伊賀市柘植町にて>
倉部山
地図の中央の赤い「+」印が倉部山の山頂です <三重県伊賀市柘植町にて>
油日岳の登山風景を、下記の「油日岳」のボタンをクリックして、50枚の写真でご覧ください。