長者ヶ岳への登山は、今晩宿泊予定の休暇村富士の駐車場からスタート。
田貫湖越しに、雲ひとつない富士の姿が見える。
田貫湖畔から長者ヶ岳まで、東海自然歩道が続いているが、休暇村の裏手にある登山口から登ると、
1200mでその東海自然歩道と合流する。
落葉した梢の間から富士山が見えるが、後で、思う存分見ることが出来るだろうと、先を急ぐ。
山道は林で覆われ、途中1箇所ある、田貫湖と富士山が見える展望台以外は、ほとんど視界が利かない。
スタート時には、雲ひとつない空にガスが流れ出し、間もなく周りがガスで覆われ、
山頂に着いたときは、富士山は全く見えず、反対側に見えた南アルプスも、間もなくガスで見えなくなる。
獣の足跡が残る山頂の雪道で、天気の回復を待つも、やがて、断念して、下山をする。
田貫湖畔まで降りると、太陽は湖面を照らしていたが、富士山は依然雲の中。
スタート地点まで戻って、先ほど登った長者ヶ岳を望むと、山頂は雲が無く、下からでも見渡せた。
長者ヶ岳
地図の中央の赤い「+」印が長者ヶ岳の山頂です <山梨県南巨摩郡南部町上佐野にて>
長者ヶ岳の登山風景を、下記の「長者ヶ岳」のボタンをクリックして、29枚の写真でご覧ください。
早朝から、上天気に恵まれ、雲ひとつない富士山の姿が見えたが、
再び、田貫湖畔に戻ったときには、富士山は何処にあるか分からないほど雲が立ち込めていた。
雲を流すほどの風が吹いていたので、根気よく、富士の姿を待っていたら、やがて、
山頂がときどき雲の間から覗き、山頂部分が完全に姿を現した。
時間と共に、雲は益々少なくなり、夕焼けで赤みを帯びた富士の横の雲の下から月が顔を現した。
月光の逆光で、闇に包まれた富士の姿が、順光で浮かび上がり、辺りがやや明るくなると、
突然、背景がピンクに変わり、朝の訪れを告げてくれた。
田貫湖
地図の中央の赤い「+」印が田貫湖です <静岡県富士宮市左折にて>
田貫湖畔から眺める富士山を、下記の「田貫湖畔から眺める富士山」のボタンをクリックして、25枚の写真でご覧ください。