長者ヶ岳(1336m)    2009年2月15日


 長者ヶ岳山頂から西北方向に南アルプスを望む(左)

 長者ヶ岳への登山は、今晩宿泊予定の休暇村富士の駐車場からスタート。  田貫湖越しに、雲ひとつない富士の姿が見える。
 田貫湖畔から長者ヶ岳まで、東海自然歩道が続いているが、休暇村の裏手にある登山口から登ると、 1200mでその東海自然歩道と合流する。
 落葉した梢の間から富士山が見えるが、後で、思う存分見ることが出来るだろうと、先を急ぐ。  山道は林で覆われ、途中1箇所ある、田貫湖と富士山が見える展望台以外は、ほとんど視界が利かない。
 スタート時には、雲ひとつない空にガスが流れ出し、間もなく周りがガスで覆われ、 山頂に着いたときは、富士山は全く見えず、反対側に見えた南アルプスも、間もなくガスで見えなくなる。  獣の足跡が残る山頂の雪道で、天気の回復を待つも、やがて、断念して、下山をする。
 田貫湖畔まで降りると、太陽は湖面を照らしていたが、富士山は依然雲の中。  スタート地点まで戻って、先ほど登った長者ヶ岳を望むと、山頂は雲が無く、下からでも見渡せた。
  長者ヶ岳   地図の中央の赤い「+」印が長者ヶ岳の山頂です                    <山梨県南巨摩郡南部町上佐野にて>
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 田貫湖畔に映る逆さ富士(右)

 早朝から、上天気に恵まれ、雲ひとつない富士山の姿が見えたが、 再び、田貫湖畔に戻ったときには、富士山は何処にあるか分からないほど雲が立ち込めていた。
 雲を流すほどの風が吹いていたので、根気よく、富士の姿を待っていたら、やがて、 山頂がときどき雲の間から覗き、山頂部分が完全に姿を現した。
 時間と共に、雲は益々少なくなり、夕焼けで赤みを帯びた富士の横の雲の下から月が顔を現した。  月光の逆光で、闇に包まれた富士の姿が、順光で浮かび上がり、辺りがやや明るくなると、 突然、背景がピンクに変わり、朝の訪れを告げてくれた。
    田貫湖   地図の中央の赤い「+」印が田貫湖です                    <静岡県富士宮市左折にて>
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