ホテルで、北岳を中心に、左に鳳凰3山、右に甲斐駒ヶ岳を眺めてから、編笠山登山口の観音平へ。
駐車場はもう車で埋まっていて、人気の凄さを改めて実感する。
標高1560mの登山口から、整備された歩きやすい登山道を歩いて、標高1880mの雲海まで一気に進む。
足元に大きな岩が目立ち始め、勾配も急になった登山道を喘ぎながら進み、標高2100mの押手川に到着。
道が分岐していて、右に進むと青年小屋、左に進むと編笠山山頂である。
押手川からは、窪地状の沢が一直線に上に伸びていて、岩が行列のように並んでいる。
岩の間の急坂を両手も使いながら登ると、天井が開けて青空が見える。
振り返ると、一面に雲海に埋まった右後方に、ほっかりと富士山が浮かんでいる。
真後ろには北岳と鳳凰3山が雲海の上に顔を出している。
見ている内に雲が湧き出て来た。
蓼科山を思わせる、岩が積み上げられたような山頂に登ると、北側の風景が目に飛び込んできた。
南東側の山梨県が曇りがちなのに、北西側の長野県北部は青空が広がり、赤岳を中心に、八ヶ岳の山々が迫ってくる。
左から、権現山、赤岳、阿弥陀岳、西岳の山々だ。
この景色を見ただけで今日の苦しさが吹っ飛び、来て良かったと痛感する。
登りの3時間余りを一度も休憩を取ることもなく登り続けたが、下りの2時間余りの工程も一気に歩く。
道の駅
「おぶちさわ」
で足湯を浸かってから帰路に着く。
編笠山
地図の中央「☆」印が山頂の場所です
<山梨県北杜市小淵沢町にて>
編笠山の風景を、下記の「編笠山」のボタンをクリックして、24枚の写真でご覧ください。