編笠山(2524m)      2007年9月26日 


 編笠山の山頂から八ヶ岳主峰を望む(左)

 ホテルで、北岳を中心に、左に鳳凰3山、右に甲斐駒ヶ岳を眺めてから、編笠山登山口の観音平へ。  駐車場はもう車で埋まっていて、人気の凄さを改めて実感する。  標高1560mの登山口から、整備された歩きやすい登山道を歩いて、標高1880mの雲海まで一気に進む。
 足元に大きな岩が目立ち始め、勾配も急になった登山道を喘ぎながら進み、標高2100mの押手川に到着。  道が分岐していて、右に進むと青年小屋、左に進むと編笠山山頂である。  押手川からは、窪地状の沢が一直線に上に伸びていて、岩が行列のように並んでいる。
 岩の間の急坂を両手も使いながら登ると、天井が開けて青空が見える。  振り返ると、一面に雲海に埋まった右後方に、ほっかりと富士山が浮かんでいる。  真後ろには北岳と鳳凰3山が雲海の上に顔を出している。
 見ている内に雲が湧き出て来た。  蓼科山を思わせる、岩が積み上げられたような山頂に登ると、北側の風景が目に飛び込んできた。  南東側の山梨県が曇りがちなのに、北西側の長野県北部は青空が広がり、赤岳を中心に、八ヶ岳の山々が迫ってくる。
 左から、権現山、赤岳、阿弥陀岳、西岳の山々だ。  この景色を見ただけで今日の苦しさが吹っ飛び、来て良かったと痛感する。  登りの3時間余りを一度も休憩を取ることもなく登り続けたが、下りの2時間余りの工程も一気に歩く。  道の駅「おぶちさわ」 で足湯を浸かってから帰路に着く。
 編笠山  地図の中央「☆」印が山頂の場所です                     <山梨県北杜市小淵沢町にて>
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