真富士山(1401m)      2007年3月18日

 
   第一真富士山(1343m)山頂から望む(左)

 今日は全国的に快晴で風も吹くとの天気予報に、兼ねてから登ってみたいと思っていた真富士山を目指して出発する。  天気予報通り、雲ひとつ無い上天気である。
 例によって、豊川インターを過ぎた辺りで富士山を確認するも見つからない。  浜名湖では当然見えると思っていたのに、ここでも富士山は姿を現さない。
 不吉な予感を抱きながら天竜川を過ぎるも、前方の空は、雲に覆われている。  静岡インターで降りて、安部川を遡上する頃には、太陽が雲の中に隠れだした。
 平野の集落から、林道を走り、登山口の到着した頃には快晴には程遠い天気になった。
 降雪が少ない山であるとの情報に、アイゼンを車に残して入山したが、登山道の両側に雪が散見されたので、 車までアイゼンを取りに、引き返したのが正解だった。
 黒部沢を横切る辺りから、完全に雪道になる。  曇り空を見上げながら、今日は富士山を見るのをあきらめながら、ひたすら雪道の登山を楽しむことにする。  第一真富士山の山頂に到着したら、上空は雲に覆われているのに、 富士山の上空だけはぽっかりと穴が開いたように雲が切れていて、雪に覆われた山頂が太陽の光に輝いていた。  思いもしない事態に、思わず「ラッキー」を叫んで、富士山の優美な姿をたっぷりと鑑賞する。
 第一真富士山 地図の中央「☆」印が山頂の場所です                         <静岡県静岡市葵区横山にて>



 第二真富士山(1401m)山頂から富士山を探すも見当たらず(右)

 富士山が見えるうちに、次の目的である第二真富士山に向かう。  第一真富士山の山頂は何人かの登山者で賑わっていたが、そこで引き返す人が多く、1時間ほどの第二真富士山に向かう人は少ない。  雪道を踏みしめながら、真富士峠へ。 峠を越えると、鞍部が狭い、急峻な稜線になる。
 途中では、富士の姿も垣間見られたが、第二真富士山の山頂に辿り着たら、眼前に広がる筈の富士の姿は何処にも見えない。  1時間の間に、黒雲が富士山との間に入り込み、裾野も見えない有様だ。
 もう我々だけしか残って居ないので、直ぐに下山を開始。 真富士峠から登山口へ降りたが、登山道が雪に埋もれて、 どこにあるか分からない。 しかし、よく見ると微かに靴跡が残されている。  それを頼りに無事登山口まで下ることが出来た。  
   第二真富士山  地図の中央「☆」印が山頂の場所です              <静岡県静岡市清水区河内にて>
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