先日の3月4日に、桜井の茶臼山古墳から、天理の石上神宮までの山の辺の道を歩いたが、今回も、
インターネットで入手した、近鉄沿線ハイキングマップの
「大国見山コース」を片手に、
その続きの、北側の白川溜池の手前から石上神宮まで歩き、桃尾の滝から大国見山に登頂する。
大国見山北麓の岩屋の集落に車を置き、大将軍鏡池から東海自然歩道である「山の辺の道」に入る。
配水池の横に建つ大きなドームの横から、県道51号天理環状線に出ると、天理駅からやって来たらしい、
山の辺の道を散策する、数十名の大団体に遭遇し、週日にも拘わらず人気の凄さに圧倒される。
未だ花が咲いている梅の木の下を通って進むと、豊日神社が有り、その先に万葉集に記載されている、
影媛も通った、
「布留の高橋」に出る。
高橋の下には可愛らしい、名無しの滝がある。
更に梅林を進むと、「七支刀」で知られる
「石上神宮」になる。
国宝の摂社出雲建雄神社拝殿や石上神宮拝殿、重文の石上神宮楼門を鑑賞する。
ハイキングマップを見て、コースを逆行していたことに気づき、高橋まで戻り、布留川を桃尾の滝のバス停まで遡る。
石上神宮 地図の中央「☆」印が神宮の場所です
<奈良県天理市布留町にて>
山の辺の道の風景を、下記の「山の辺の道」のボタンをクリックして、
18枚の写真でご覧ください。
布留の高橋から、山の辺の道と分かれて、布留川を遡る辺りから、散策者の姿は消え静かになる。
国道25号線沿いの「桃尾の滝バス亭」の前には、梅の花に囲まれた桃尾の滝と書かれた大きな石碑がある。
国道から分かれて、石仏が並ぶ滝への道を進むと、石段があり、その上に石上神社がある。
地元では、石上神社は石上神宮の元社と言われている。
神社の上には「布留の滝」として、、古今和歌集に掲載されている
「桃尾の滝」があり、
後嵯峨天皇の歌が紹介されている。
滝の上にある、
「竜福寺跡」に建つ大親寺に参拝する。
登山道に散在する石仏や磨崖仏を眺めながら杉林を進むと、岩屋への分岐点があり、一気に登りになって、巨岩の間を抜けると
大国見山山頂になる。 山頂からは奈良盆地が展望される。 古代の人々もこの山に登り、古都を眺めただろうか。
山頂から、杉林を北側に下ると直ぐに視界が開け、名阪国道が走る岩屋の集落に出た。
東海自然歩道でもある山の辺の道は大勢の人で賑わっていたが、大見国山の登山コースでは、ベテランらしい一人の
男性登山者に遭遇しただけの、静かな山行であった。
大国見山
地図の中央「☆」印が山頂の場所です
<奈良県天理市滝本町にて>
大国見山の風景を、下記の「大国見山」のボタンをクリックして、
17枚の写真でご覧ください。