朝起きたら、青空が広がっていたので、近場の雁峰山(ガンボウザン)へ。
この山は、「長篠の戦い」で、鳥居強右衛門が武田勝頼に囲まれた長篠城を脱出し、その成功を告げたのと、
信長・家康軍に援軍を頼み、城中に「援軍来る、頑張れ」の再度の狼煙を上げた山として有名だある。
その後、武田軍に捕まり貼り付けになるも、最後まで援軍来ると叫んでその名を後世に残した。
県道21号線沿いの、須長公民館駐車場に車を置き、「馬防柵」の説明版を見ながら、
県道沿いに掲げられた「須長登山口」を目印にスタート。
直ぐに登山道になり、強右衛門も登ったという「連庫川」沿いに続く杉林の中の道を登ると、「雁峰林道」に出る。
林道を右手に歩くと、赤錆びた掲示板に「鳥居強右衛門のろし場 涼み松・元八石 上に1km掲示板有り」と書かれている。
空掘状の急坂を登ると、右手に分岐していたが、真っ直ぐに広い林道をそのまま進むと、突然行き止まりになった。
ガイドを見直すと、表示は無いが、前の分岐で右折するらしい。
更に空掘状の道を登ると、鳥居強右衛門が狼煙を上げたという狼煙場「涼み松」に到着した。
周りは杉が生い茂り全く展望が利かない。
更に空堀を進むと、七久保林道に出た。
左手に有るらしい登山道を探すも見当たらないので、仕方なく林道を進むと、左手からの登山道に出会う。
林道の分岐で左手に行くと、「雁峰山登山口 後十分」の標識がある。
急坂を登ると、杉林の中の山頂に到着する。
山頂までのアプローチが以外に長かった割には、全く展望も利かず登山としては魅力に乏しい。
下山は、一気に須長公民館まで。 土曜日の晴天にも拘らず、車を降りてから山頂までの往復の間に、一人の登山者に会うことも無かった。
今日も、私どもだけの静かな山行であった。
登山口では見えなかった雁峰山が新城の町に向かうと、後に姿を現してきた。
雁峰山 地図の中央「☆」印が山頂の場所です
<愛知県新城市作手田代にて>
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