伯耆大山(1710m)             2006年10月10日

 
    金門から大山北壁を望む   

 県道158号線を大山寺に向かうと、大山寺橋の手前、左岸に駐車場があり、既に何台かの車が停まっていた。  登山届を提出し、 周りを見ても登山口らしい所は見当たらず。  地元の人に聞くと、少し戻ると階段があるのでそこから登りなさいと言われる。  正規の夏山登山口は、県道をもう少し登った所にあり、  大山山頂まで、3時間20分とある。
 大山寺の阿弥陀堂を過ぎると、ブナの天然林の中に何処までも階段が続く。  米子から来た高校生と前後しながら、5合目まで登ると、やっと視界が開け、眼下に大山寺の門前町や 大山の北壁、左手に、三鈷山(1516m)が見える。  大山は、夏道コースの終点である弥山(1710m)と三鈷山以外は崩落が甚だしくて、 最高峰の剣ヶ峰(1729m)への、三鈷山から象ヶ鼻(1550m)、剣ヶ峰経由、弥山への縦走コースは 死亡事故が多発していて、登山禁止になっている。
 高度を上げるに従い、どんどん視界が開けて、特別天然記念物に指定されている、 「大山キャラボク純林」付近では、日本海と水平線が見えてきた。  麓の紅葉は未だ色づいていないが、山頂付近の紅葉は、丁度今が盛りであった。  キャラボク純林には、古くから「弥山禅定」という大山寺独特の行事が行われる聖地である「地蔵ヶ池」と 「梵字ヶ池」がある。
 大山山頂小屋を過ぎると、「大山山頂1710m」の石碑が建つ山頂に至る。  そこからは、更に二つのピークが見え、手前が、本来の弥山(1710m)、奥が剣ヶ峰(1729m)らしい。  標高差1700m余りの、山頂からは何処までも続く日本海と水平線が見渡せ、その壮大さに時の経つのを忘れる。
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 伯耆大山(弥山) 地図の中央「+」印が山頂の場所です

 <鳥取県西伯郡大山町大山にて>

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