日本ヶ塚山(1107m)
2006年4月18日
ミツバツツジが咲く登山道を歩く(左) 未だ蕾が多いアカヤシオの花(右)
一昨日、京都の北山を通る東海自然歩道を歩いたが、やや物足りなかったのと、今日は上天気との予報に誘われて、
愛知県の山歩きの中では、最も健脚向のコースの一つである日本ヶ塚山に向かう。
朝、6時半に家を出たにも拘らず、国道151号線から県道426号津具大嵐停車場線に入り、「古里とみやまバンガロー村」に着いて、
歩き始めたのは10時であった。
前から目星を付けていたが、登山口までのアプローチはが遠いので、登るチャンスがやっと訪れた感じであった。
大きな道標に従って、単調な坂道を登って行くと、所々に淡い紫色の躑躅の花が咲いていて、目を楽しませてくれる。
急坂を登りきると尾根の上に出るが、何処までも杉林が続いている。
左手には谷の向こうに、山頂から中沢に下る尾根が霞んで見え、帰路は可なり遠いのだと思う。
梢の間から、背後に、一年近く前に登頂した八獄山が見え隠れする。
途中で単独登山の男性を追い抜いたが、後で山頂で一緒になった。
晴天にも拘わらす、登山者を見かけたのは、その人が一人の静かな山行であった。
やっと、標高1065mの展望台に到着する。
展望台から山頂までは、標高差は50m足らずであるが、起伏が連続していて、なかなか真の山頂に到着しない。
この辺りの稜線には、登山道の両側至る所にピンク色のアカヤシオが見られる。
昨年は、今頃が満開との話であったが、今年は大雪のせいか、未だ大きな蕾のままの花が多かった。
訪れたのが、数日早かったようだ。
<愛知県豊根村古真立>
日本ヶ塚山頂にて(左)
アカヤシオの花の下を中沢に下る(右)
幾つものピークを越えて、やっと、人影の無い標高1107mの山頂に到着する。
山頂からは北に八獄山とその背後に中央アルプス、東側眼下に、佐久間湖が見え、遥か彼方に南アルプスが霞んでいる。
二等三角点の近くに、
最近、藤尾山で見つけた宮崎県塩路の山本一春・若子の署名のある
赤と白の四角柱の標識がある。 老夫婦なのに健脚向のこの山までよく登ったものだと感心する。
山頂から、未だ蕾のヤシオツツジの群生地まで下りると、分岐点があるので、Cコースと名付けられた中沢への道へ。
ベンチのある標高708mまで尾根伝いに下り、そこから中沢までの急坂を一気に下りると丸木橋が架かった谷川に出る。
林道から、県道426号線に出ると、富山村役場の人に声を掛けられた。
ツツジの開花状況の情報収集だという。
駐車場までの道端の空き地に植えられた、木々に咲いた花々についての地元の人の説明に耳を傾ける。
日本ヶ塚山 地図の中央「+」印が山頂の場所です
<愛知県豊根村古真立>