明神山(1016m)         2006年3月19日




        山頂近くの登山道にある難所の鎖場(左)             梯子を登ると両端が切り立った「馬の背」に出る(右)

 春の天気は変わりやすい。  天気になりそうなので、愛知県民の森でも歩こうかと考えていたが、久しぶりの上天気になったので、 急遽、明神山の乳岩コースに挑戦する。  国道151線沿いの三河河合駅近くで、乳岩への道標に従い、宇連川の支流である乳岩川を遡ると、乳岩峡入口案内所に着く。  駐車場には既に何台かの車が駐車している。
 10時ごろのスタートになったが、乳岩コースは愛知県で有数の健脚コースであり、もう少し早く来るべきだと反省する。  案内所のご主人の話では、雪は全く無く、昨夜の雨で濡れた「馬の背」も着くころには乾いて大丈夫だろうとのこと。  未だ、濡れていて滑りやすい、乳岩川の桟敷石を慎重に歩き、登山道を登っていくと、乳岩への分岐点に出る。  乳岩川の沢道を上り詰めると、突然、天を突くような「鬼岩」と呼ばれる巨石に出会う。  オーバーハングの岩場では、数組がロッククライミングの訓練をしている。
 鬼岩に分かれて、尾根に出ると「鬼岩乗越」に着く。  ここは「中道」への分岐点になっている。  ここから、三ッ瀬登山口への分岐点までの「胸突八丁」の急坂がコースの頑張り所だ。  胸突八丁の頭に出て、分岐点に着いた頃には正午になってしまった。
 ここから山頂までが、コースの難所だ。  鎖や鉄梯子を頼りに登ると、コース最大の難所である「馬の背」に出る。  両側が切り立っているが、登山道は広く、突風でも吹かなければ心配することは無い。  正面左手に明神山の山頂らしき山が見える。  

 乳岩峡入口 地図の中央「+」印が入口の場所です

  <愛知県新城市>        


   明神山の山頂に立つ大展望台の建物(右)

 馬の背からピークを乗越えて、表示板より可なり早く山頂に着く。  山頂には、場違いなような巨大な赤い展望台が立っている。  展望台からは、360度の素晴らしい眺望が開ける。  天気予報によると、今日はこの地方だけが上天気だとのこと。  雪を頂く赤石山脈は望めたが、その先はガスが懸かって、残念ながら富士山の姿は見えない。
 山頂では我々だけかと思ったら、展望台の下で、駐車場で遭った男性が昼食をしていた。  彼は鬼岩乗越から中道を通って来たとのこと。  山頂には、早々に分かれて、途中の日当たりの良い所で昼食にする。
 その後、一気に乳岩峡入口まで下る。  途中の鬼岩では未だ訓練の最中であった。  昨日、2万3000歩余り歩いたのが響いたのか、久しぶりの本格的な山歩きに、 脚の筋肉に疲労を感じた。

 明神山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

  <愛知県新城市>

 明神山第1回登頂 2001年11月24日

 

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21世紀からの山歩き