石津御岳(629m)から多度山(403m)へ   2006年2月18日




     三角点があるので石津御岳山頂と確認できる(左)             石津御岳から多度山への縦走路の雪道(右)

 鈴鹿山系は未だ雪深いが、養老山系南部はこの頃の暖かさに雪は大丈夫だろうと、石津御岳へ。  それでも念のため、最近買った軽アイゼンを持って家を出発し、伊勢自動車道の長島インターから多度大社へ。  大社前の有料駐車場で200円払う。  局ヶ岳で車上荒しに遭ったことも思えばこのくらいは払ってでも安心だ。  先ず、多度駅まで歩く。
 予めインターネットでチェックしておいたので、間もなく電車が到着。  登山者らしいグループも乗り込み、石津御岳駅まで乗車する。  駅から西に聳える石津御岳を目指して歩く。  ここから見た限りでは雪らしきものは全く見えない。  ここでも、出荷前の蜜柑が山積みで捨てられている。  登山道は整備されており、高度が上がると木曾三川が眼下に広がって見える。  展望台で濃尾平野の景観を堪能した後、山頂へ。  山道の途中に標高629mの石津御岳山頂の標識がある。  この地点に三角点があるので、地形図ではこの場所に山頂の表示があるが、更に登ると標高650m余りの所に石津御岳神社がある。  登山道の整備良好な状態と比べ、山頂の周りは展望も無く施設も乏しくて呆気ない有りさまだ。  神社の参拝を済ませると早々に、多度山を目指して岐阜県と三重県の県境沿いの尾根を歩く。  鈴鹿山系の展望を期待したが、手前の尾根が邪魔をして全く見えない。  左手の濃尾平野も望めず、林の中の道を黙々と歩く。  唯一の救いは、所々山道を覆う雪の広がりであった。        

 石津御岳 地図の中央「+」印が山頂の場所です

  <岐阜県海津市>        





       多度山頂展望台から木曾三川を望む(左)              上げ馬、やぶさせ神事で知られている多度大社(右)

 味気ない縦走路を先日買った登山用時計の羅針盤をみながら歩くと、鉄塔の下の見晴台に出る。  ここからは一面雪に覆われた藤原岳や  御池岳が望まれ、鈴鹿山脈は未だ雪の中である。
 外気温は氷点下近くらしく、景色の良いところは寒風に晒されるので、日当たりの良い所を探して昼食にする。  八壺渓谷と多度山の多度山上公園への分岐点を左手に取り、間もなくヤングランド広場に到着。  山頂を求めて、高峰神社へ。
 神社横の多度山上公園展望台からは濃尾平野を流れる眼下の木曾三川から、霞んで見える御嶽山までの大展望が堪能できた。  多度山からは、愛宕神社から多度大社に通じる健脚コースがあるが、情報によると下山口が分りにくいと言う。  公園内を歩き回り、ヤングランドの奥にある下山口を探し当て、愛宕神社まで一気に下る。  北伊勢大神宮の多度大社に寄り参拝。
 上げ馬神事が行われる絶壁や、人参を強請る白馬などを眺めてからやや小ぶりの本殿に参拝して、 無事下山したことを謝し帰路に着く。  

 多度山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

  <三重県桑名市>

   

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21世紀からの山歩き