聖山(328m)から遠望峰山(443m)へ
2006年1月17日
遠望峰山への尾根続きにある聖(ヒジリ)山(左) 遠望峰(トボネ)山の展望台から蒲郡市街地を望む(右)
遠望峰山へは西側の柏原から登るコースと東側の白龍池から登るコースがある。
今回は東側からのコースを取り、聖山を経由して柏原へ下りることにする。
聖山の南麓には、愛知県農業試験場園芸研究所蒲郡分場があるが、その南側に地元の人も余り知られていない、
長さ500mほどの2車線の素晴らしい直線道路がある。
両端は幹線道路に接続してないので、車は殆ど見かけない。
これも杜撰な計画の賜物だろうか。
車をその道路の脇道に駐車し、東に歩き、「弘法大師の道」の石標で左折して、蜜柑畑を見ながら白龍池を周り、
蜜柑畑用の軽自動車しか走らない林道を歩く。
奥に入ると、林道の斜面には「ゴミ捨て禁止」の立て札が見られるが、その横に、蜜柑が山積みで捨ててある。
更に歩くと、軽トラに積んできて捨てたばかりのような蜜柑の山が次々と現れる。
蜜柑畑の木の下には未収穫の蜜柑がごろごろしているので、人目が付かない山奥まで来て捨てているのは、出荷調整の間引き蜜柑だろう。
林道脇の聖山登山口の表示板に従い山道へ。
歩きやすいハイキングコースを進むと、林の中の静かな聖山山頂に到着する。
記録写真だけ撮って、尾根を遠望峰山へ。
三河湾スカイラインに出て、陸橋を渡り、やや急坂を登ると、標高443mの遠望峰山山頂に到着する。
西側斜面から幸田の市街地が見える。
山頂から東にやや下ると、展望台がある。
スカイラインが開通した、マイカー時代到来の頃の賑わいは昔話になり、寂れた施設が横たわっているが、
ここから見る三河湾の展望は一級品である。
陽だまりで昼食を済ませ、柏原コースへ。
途中でハイキングコースを外れ、林道を車の駐車してある場所に向かって進む。
この林道も、地元の車以外通らないらしく、ここでも蜜柑の山が彼方此方に見られた。
中には、未だ新しい荷札が付いていた。
突然、農業試験場園芸研究所の上に出たので、蜜柑畑を横切って車の所に行く。
聖山 地図の中央「+」印が山頂の場所です
遠望峰山 地図の中央「+」印が山頂の場所です
<愛知県蒲郡市>
宮城谷昌光の「古城の風景」 D 五井城址
五井城址の一部と言われている八幡社前の池と高台(左) 五井城の城門であったという真清寺の山門(右)
遠望峰山登頂後、宮城谷昌光の「古城の風景」に出てくる五井城址を訪れるために、五井山の麓へ。
五井城は平安末期、新宮十郎源行家の居城であったが、五井鵜野殿氏から松平忠景の居城になり、
6代忠実が関東に移封して廃城になった。
村社である八幡社の前の池は、五井城の堀の一部と言われ、土塁らしきものも見られる。
真清寺は五井城の城跡に立つ小さな寺で、その山門は五井城の城門だったと言われている。
五井城址 地図の中央「+」印が城址の場所です
<愛知県蒲郡市>
宮城谷昌光の「古城の風景」 C 野田城址 2006年1月8日
宮城谷昌光の「古城の風景」 B 桜井城址 2006年1月2日
宮城谷昌光の「古城の風景」 A 石巻山城跡 2005年12月29日
宮城谷昌光の「古城の風景」 @ 宇利城址 2005年2月23日