八嶽山(1140m)
2005年5月5日
新緑に彩られた八嶽山山頂への登山路(左)
上天気に恵まれた連休最後の日に、混雑を避けて下道で長野県、静岡県、愛知県の三県の県境近くに聳える八嶽(ヤタケ)山へ。
過去、数回、佐久間ダムから県道1号飯田富山佐久間線を北上してアプローチを試みたが、途中で通行止めに会い、やむなく
中止した経験があるので、今回は国道151号線沿いの新野から国道418号線を経て、県道1号線を南下する。
後で分かったことだが、1号線は2箇所通行止めになっていた。
登山口の熊野神社に着いたが、駐車するスペースが見つからない。 自動車道が神社前で行き止まりになっているので、
地元の御婦人に、そこで停めても良いですかと尋ねたら、横にある山村教育交流センター「清山荘」の駐車場を指さし、
今日は皆さんは日本ヶ塚山に行ってますので空いている駐車場に入れても良いでしょう。 もし、早く帰ってきたら、
私が断って置いて上げますと親切に言われたので、甘えてそこに駐車し、神社の横から登り始める。
平凡な杉林の中の急坂を登ると、大沢の谷沿いの尾根になる。
杉林が瑞々しい緑に覆われた雑木林に変わり、尾根の急坂と緩やかな登りが交互に訪れる。
遊歩道と名付けられた良く整備された広い登山路と明確な標識に誘導され、静岡県の県境の近く、長野県と愛知県の県境に立つ
八嶽山山頂に着く。 先ほどの登山口に浜松ナンバーの車が一台有ったが、浜松から来たという男性3人組が
迎えてくれて、今日の登山ではあなた方に会うのが初めてだが、この山はそんに静かな所ですかと聞かれ、
こちらも同感ですと答える。
八嶽山 地図の中央「+」印が山頂の場所です
<愛知県富山村にて>
八嶽山山頂展望台から佐久間湖を望む(右)
八嶽山山頂の直ぐ西側に展望台がある。 そこからは、富山村を縫うように延びる佐久間湖が
手に取るように眺められ、この一望だけで、登頂の苦難が吹っ飛んだ。
多くのガイドブックでは2時間半で山頂まで登り、帰りは往路を引き返すように案内しているが、昼食後でも、未だ太陽は高く、
やや登り足りない感じもする。
先ほどのパーティーが、健脚コースの表示がある「東又峠コーズ」に向かったので、
余り感心したことではないが、我々も急遽予定を変更して「東又峠コース」へ進む。
山頂付近は、雑木林の新緑が日光に輝き目に浸みるようである。 眺望が利かないやや荒れた平凡な登山路を歩き、
やっと東又峠へ。 その後も、山腹を巻く同じ様な山道を何処までも何処までも下り、東又集落跡以外は何ら興味の湧かない
登山路を黙々と歩く。 ガイドブックが往路を引き返すことを勧めているのも納得した。
登山口の熊野神社にはガイドブックの解説のように、2時間余りも費やした。
富山村の南の交通止めは土日は通行可であったので、帰りは県道426号津具大嵐線から151号線経由で家に。
<愛知県富山村にて>