赤坂山(824m)     2005年4月24日






        栗柄越経由で雪道を赤坂山山頂へ(左)                 登山者で溢れている赤坂山(824m)山頂

 北陸自動車道の木之本インターで降り、国道8号・303号・161号経由で県道287号小荒路牧野沢線に 入り、マキノ高原に向かう。 マキノ高原スキー場から右手の坂を登り、栗柄越へ。 栗柄越は旧街道で、古文書には赤坂海道とも記されている。  尾根に出ると、雪に覆われた山肌が広がる。
 日差しはやや暑いが、頬に触れるそよ風は冷たく、白い雪と青い空のコントラストは目に眩しい。  登山路には、色とりどりの花々が咲いている。 始めにスミレやショウジョウバカマ、続いてイカリソウ、 イワウチワ、更に黄色が美しいオオバキスミレ、イワカガミ、カタクリなどが迎えてくれた。  山歩きの好シーズンが訪れたためか、登山路の前後は幾組かのパーティーで賑わっている。  山頂に到着したら、もう、先客で満員だった。 山頂からは琵琶湖が遠望できる。

    赤坂山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

  <福井県美浜町にて>







   赤坂山から三国山に向かう途中にある「明王の禿」(左)         大谷山への途中にある寒風見晴台から琵琶湖を望む

 赤坂山頂で昼食を済ませた後、三国山に向かう登山路の途中にある「明王の禿」に向かう。  明王の禿は花崗岩のガレ場で、砂質が洗い落とされ、巨岩が突出しているところもあり、 荒涼たる奇観を呈している。 近年の登山ブーム自然鑑賞ブームにより、 種々の登山ガイドブックで紹介されており、今や赤坂山の名所にもなっている。
 再び赤坂山まで戻り、尾根伝いに大谷山への登山路を歩く。  尾根に登ると、目の前に琵琶湖が広がって見えるが、更に尾根伝いで西に向かうと、 右手に日本海が見えてくる。  寒風と呼ばれる高台に着くと、遥か彼方まで琵琶湖が広がり、湖面に浮かぶ沖の島まで見渡せる。  行き交う人々が、こちら側の登り路は雪が深いと言っていたが、確かに、マキノスキー場までの 下山路は雪に覆われていたが、お陰で、未だ、どろんこ路にならず、寧ろ、快適な登山路であった。  その上、雪が消えると、今度は、栗柄越で見つけた花々が一面広がっていて、あっという間に スキー場に到着した。  今日の山行は上り下りに加え、結構、距離があり、出発地に到着したらどっと疲れを感じた。  スキー場の横にはラドン・フッ素イオン含有アルカリ性単純温泉であるマキノ高原温泉「さらさ」が あり、今日一日の汗を流して帰路に就く。  

  明王の禿 地図の中央「+」印が明王の禿の場所です  

  寒風見晴台 地図の中央「+」印が見晴台の場所です  

  マキノ高原温泉「さらさ」 地図の中央「+」印が温泉の場所です          マキノ高原温泉「さらさ」のホームページ 

  <滋賀県高島市マキノ町にて>


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21世紀からの山歩き