知多本宮山(86m)と富士ヶ峰(125m)      2005年2月20日


 知多本宮山山頂から飛行機が飛び立つセントレアを望む(左)

 見渡せる周りの山々は山頂に雲を頂いていて、山登りにはやや乗り気がしない朝を迎え、 混雑するのを承知で、アプローチ路をチェックする意味で開港直後のセントレアを目指す。  常滑中央インターから知多横断道路に入り、空港島は敬遠して、臨空インターで降り、 対岸から、飛行機が飛び出すセントレアを望み、新設された鳥羽行きのカーフェリー港 に寄る。
 高台からセントレアをと、国道247号線の三反田の交差点を左折し、知多本宮山へ。  途中の道路に車が並んで駐車している。 停めて、海岸を眺めると、セントレア展望の絶好の ポイント。 考えることは皆同じであると思う。
 二等三角点のある知多本宮山の山頂には、樽水本宮神社があり、 祭神は浜名湖の北にあり、鎌倉の建長寺でも祀られている奥山半僧坊大権現である。  参道の石段の両側には「奉納樽水本宮神社」と書かれた幟が何十本も一列に並んでいて、 幟の向こうには伊勢湾に浮かぶ中部国際空港が手に取るように眺められた。 

  知多本宮山地図の中央「+」印が山頂の場所です

  <愛知県常滑市にて>

 

 富士ヶ峰山頂の南にある桜公園から志摩半島の山々を望む(右)

 今日の知多半島はセントレアからあぶれた人々で溢れていて、2月にもかかわらず、 何処に行っても食べ物屋は満員である。  仕方無しに、コンビニでお握りを買って、富士山が見える富士ヶ峰へ。 この山も、先ほどの知多本宮山と 同様に、山頂近くまで舗装された自動車道が続いている。  その上、低山であるので登り甲斐も無いが、山頂からの展望は第1級品であり、山頂南の 桜公園からは、三河の山々から右回りに、渥美半島、神島、太平洋、志摩半島の山々と絶景がパノラマ状に 楽しめる。
 名前が示すように、今日でも晴れた冬の日に、年に2,3回は渥美半島越しに、富士山が望めるという。  山頂には富士ヶ根神社が祀られており、駐車場には地元の車らしい軽自動車が数台駐車していて、 人々が忙しそうに動き回っていた。 祭神は木花之佐久夜姫で、今日が丁度50周年の縁日で、 午前中には餅投げもあったと言う。  下りは別の道に入ったら、軽自動車しか通れない車幅になってしまい、苦労して脱出する。  知らない道は予期せぬことになるものだと改めて思う。 

富士ヶ峰地図の中央「+」印が山頂の場所です

  <愛知県南知多町にて>


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21世紀からの山歩き